羽田空港には遊び以外は縁がなかったが、24日夕方娘達が一時帰国するというので迎えに行くことになった。大人1人、子ども3人、大きいスーツケース4個だ。
出発便も皆夢を持って出国するのだろうが、到着も夢がある。今、夏休みで一時帰国で賑わう到着ロビーだ。
夏休みになった直後で海外に赴任している家族の一時帰国を迎える家族達の姿が多い。皆、出口の方に向かって今か今かと待っている。
出て来た若夫婦と子どもに年配の女性が近づき「○○ちゃん いらっしゃい」と笑顔で話しかけるが、子どもは母親の足にしがみついている。怖がっているようだ。余り一緒には暮らしていないのだろうから無理もない。気の毒だ。
再開を喜び合い、カートをひいて駐車場に向かう者もいる。
航空会社の地上職の人に案内されて国内線に向かう人もいる。地上職の女性職員がメモを手にしたり、携帯無線で連絡しながら足早に行き来する。機長と副操縦士と思われる2人組、CAも何組も通り過ぎていく。
あれだけ待っていた迎えの人も段々人数が減ってくる。
驚いたことに警備の警察官の姿が見当たらない。と思っていたら1人警備に付いたが20分ぐらいで移動した。辺りを見ると年配の女性1人に4人の警官が集まって何やらのんびり話をしている。
緊張感に乏しい警備体制だ。到着ロビーと言っても外部から人間は入ってくる。チェックは受けない。
向こうの方で柱に寄りかかっている外人が容姿からイラン人のようだが、服装は薄着だ。これが厚着で胴回りが太って見えるとテロの危険があるのだ。しばらくして見えなくなった。
ビジネスに夏休みはない。2人でがっちり握手する組のあれば、スケッチブックに名前を書いて捜している女性もいた。
石原知事の時であろうか、羽田を国際線にする計画が持ち上がったが、成功した事業だろう。
そのうちに娘と孫達が出て来た。大きなスーツケースを押している。皆元気だ。精算して駐車場へ、乗車エリアに案内して車を取りに。クラウンに子ども3人とスーツケース4個を乗せ、娘と家内は電車で帰ることになった。
いろんな人間模様が見えた到着ロビーだった。
上海はどうかと聞くと、食べ物が全然違うと言う。似たものはあるが違うらしい。何が欲しいかと聞くとコンビニの弁当にオオゼキ(私の住んでいる街のスーパー)のにぎり寿司という。
空気が汚いとも言う。「スモッグではないか」というと中国特有の大気らしい。
でも気になることがあるようだ。マンションの家賃が値上がりしているのだ。日本人でなく、金持ちの中国人に貸そうとするそうだ。今も相当の家賃を払っているが更に上がると企業も大変ならしい。単身赴任になったり、撤退の動きもあるらしい。娘達も家賃が上がれば帰って来るという。
電話が鳴ったので出ると中国語で話しかけてきた。誰かと思ったら孫(女の子)だった。
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