2016.6.30日の東京23区を震源とする地震情報に 今までの震源域、付近の断層情報を書き込んでみた |
6月30日午後10時50分過ぎ、一瞬の「ドン」で終わった。洗濯機での洗濯が終わった時の音かと思ったが、地震なら東京湾を震源とする地震でもこう言うことがある。その程度の「ドン」という音だった。
数分後にテレビ画面に地震情報が出た。確かM3.5、深さ30km、震源は東京23区、東京練馬区で震度3、津波の心配はありませんという。
直後に地震情報を伝える民放TV |
私の住んでいる東京・大田区は震度1、音だけで揺れは感じなかったので大したことはないと思って気にはしていなかったが、それでもと思ってtenki.jpで調べてみた。
2008年12月から現在までに16回発生、頻度は多くないが2010年5月にM4,震度3が規模としては大きかった。
Tenki.jpの地震情報を画像にプロットしてみた。
赤丸A,Bで頻発している。地点Bには地下を想定綾瀬川断層が走っているとみられている。地点Aにはその情報はないが立川断層が西を走っている。
特に地点Bは、高崎~大宮にかけて深谷断層、綾瀬川断層の断層からなる関東平野北西縁断層帯が走り、綾瀬川断層帯が東京都江戸川区から市川市まで延びているらしい。そうすると長さ120km、地震規模8程度になり注意が必要と警告されている(「活断層と活火山 最新ハザードマップ」 SAPIO 2014.4)。
今回はA地点の震源域だったが、「ドン」と来たら要注意だ。地点Bでは1855年には江戸地震、M7,1894年には東京地震M7が発生している。
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