20日午後のTBS「ひるおび」で今の新型コロナ対策をコメンテーターがなるほどと納得のいくたとえ話で紹介していた。
曰く「橋に空いた穴から人が零れ落ち、川下で人が救い上げる」というのだ。
「あいた穴」とは新型コロナウィルスに感染する危険のある場所だ。夜の飲食店、カラオケ店、多人数が集まる飲食業界、風俗業など感染に危険がある場所といわれているところだ。
そればかりではない。厚労省の医療政策の失敗で危険な場所もある。
橋を渡ろうとした国民が穴から川へ零れ落ち、川下で彼らを救い上げ助けようとする医療関係者だ。
対策として穴をふさごうとすると「生活を脅かす」と業界が騒ぎ出す。新型コロナウィルスの根本的な対策は公衆衛生の徹底とワクチン接種だがすぐには解決しない。
橋を通行禁止にしようとすると、憲法上の権利を主張される。
川下で助けようとする医療従事者も人手不足、施設はひっ迫状態だ。広域で医師や看護師などの応援を要請する。
すぐには医療行政は改善しない。医療従事者も増やせない。
結局は、穴になる業界が自粛すること、橋を渡る人が注意して渡ることだ。そして一人でも落ちこぼれる人間を減らすことだ。
憲法で保障される権利は大事だが、国民の「健康、安全」を守る「公共の福祉」のためには基本的権利も制限されていいのだ。政府や自治体の首長を批判する前に我々国民がやるべきことがあるのだ。
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