2021年4月15日木曜日

東京五輪でコロナに打ち勝つ?:コロナ禍での開催に特別な意味があるのか

東京五輪開催に「特別な意味」があるのか。読売新聞(2021.4.15)のIOC・コーッ副会長との取材記事が気になった。今、我が国は新型コロナの変異種による感染拡大中で、日本医師会の会長や、専門家会議の尾身会長も「東京五輪開催は厳しい」見方をしている。

IOCも菅政権もコロナ禍でも工夫すれば東京五輪は開催できることを世界にアピールしたいのだろう。

大事なのは、開催国や開催都市の安全を考えれば無理やりに開催する特別な意味はないはずだ。

アスリートに訊ねると「アスリートだから開催は必要」と言うだろうが、最低でも「開催されることを希望するが現状では日本国民の安全は守れないのではないか」ぐらいの発言は欲しい。

東京五輪を開催したからコロナ禍にも打ち勝ち、季節型インフルにでもなるというのか。

ワクチン接種、観客数など開催に関して条件もあるが、この点に関する限り北朝鮮の不参加のメッセージは理解できる(背景の政治的判断は除き)。

一日も早く「東京五輪中止」を決定すべきではないか。五輪は終わっても何の感動もなく、借金とコロナ感染者拡大だけが残った大会は御免だ。

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