2021年4月7日水曜日

新型コロナ「3点セット」:「医療」「ワクチン」「まん延防止」の覚束なさ

 新型コロナウィルスも第4波が目前に迫っているとテレビの情報番組は解説する、一方そういう報道に「踊らされるな」と警告する専門家もいる。今の時点で考えられる新型コロナ対策の「3点セット」は「医療体制の強化」「ワクチン接種」地域の決め手の「まん延防止措置」だと思うが、満足の行く政策は何一つない状況ではないか。

東京など首都圏ばかりでなく地方も感染が拡大している。主流は変異株だ。医師会は「病床、スタッフ不足」を警告する。感染状況もステージ3から4へ。誰が見ても第4波だが、政府は入り口で阻止するという。

医療体制の強化は知事の職務だ。政府の尻を叩くのではなく小池知事も自ら対応すべきだ。変異株や感染者数が少ない理由に検査数の低さがある。東京で検査数5000件程度でいいのか。今、大阪が東京抜いている。東京で399人より大阪で719人の方がニュース性があるのだ。

頼りにしているワクチン接種も遅々として進まないようだ。各自治体は摂取訓練を実施、問題点の洗い出しもしている。一番の問題はワクチン供給のスケジュールがたたないこと、医師や看護師のスタッフが集まらないことらしい。これじゃ、ワクチン接種など心細くないか。

八王子市で先行していると言うが、報道では電話での予約が取りにくく、高齢者は迷っているのだ。コ-ルセンターにも問題がありそうだ。

一番問題なのは海外の企業のワクチンを輸入するしかないので、量の確保も相手次第。厚生労働省と内閣府、河野大臣で齟齬がある。河野大臣が否定する機会が多くないか。

再度の緊急事態宣言発出を嫌がる政府、一方で大阪、兵庫、宮城など感染拡大が止まらず「まん延防止措置」で対応しようとしている。地域を決めての措置だから準ロックダウンだが、時短要請・強化、マスク着用、昼夜を問わず不要不急の外出自粛などあるのだろうが、緊急事態宣言発出に比べれば効果にほどが疑問だ。

大体、「自粛疲れ」「気の緩み」「安心バイアス」などで人出、人の流れは増えている。

一方で、政府、自民、専門家はGOTOトラベルなどで曖昧で、ちぐはぐな情報を流している。これじゃ国民の気の緩みは増える一方ではないか。

経済か感染防止か、「二兎追うものは、一兎の得ず」だ。

一番大事なのは、「危険な場所のいかない」「昼夜を問わず不要不急な外出を控える」「3蜜回避」「マスク着用」、「飲食業者の時短の厳守、安全対策の徹底」ではないか。国民一人一人の意識の問題だ。

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