7日の新型コロナウィルス感染者数、大阪878人で過去最多、東京555人で2月6日以来の500人越え。メデイアの報道は厳しい内容だ。
大阪は過去最多で医療体制がひっ迫、危機的な状況にあるという。一方、東京は下げ止まりで増加傾向、何時「まん延防措置」を要請するからしい。555人でも検査数が1日5000件程度では本来の感染者数ではない。検査数を増やせばもっと多いはずと皆思っている。
思えば、緊急事態宣言期限前の解除要請は正しかったのか。あの時はステージ改善、病床も改善し吉村知事はコロナを抑え込むことに成功したと勝ち誇った顔をしていた。
しかし、専門家は「早すぎる、期限いっぱい待つべきだ」、「この状況で宣言解除すると再拡大する」と危険を警告していた。しかし吉村知事は耳を貸さなかった。解除したいのだ。
案の定、解除後感染が拡大、今の状況に追い詰められた。「まん延防止措置」だって効果があるかは不明だが地域を絞っての規制になる。今は吉村知事の憔悴した顔を見るのだ。
日本人って可笑しな行動をする。期限付きの規制をすると、早めに解除する動きが必ず起きる。その結果は悪いに決まっている。これが日本人の考え方だ。
思い出すのは、日産前会長で会社法違反で被告になったが、あっと驚く密出国でしレバノンに逃げたのだ。
そのゴーン被告が出国の成功を「日本人の行動は読みやすい」と述懐したのだ。2人の米国人が入念な空港での入出国手続きを調査し、関空からPJでの出国が一番やりやすいと判断したのだ。「日本人の行動は予測しやすい」だから成功したのだ。
逆に、今回の感染拡大での失敗も「日本人の行動が予測しやすい」ためだったのだ。
吉村知事の考え方は日本人独特の考え方で失敗も予想されたのだ。今は「勇み足」と批判を受けている。
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