自民党幹事長・二階さんと菅総理と言う二人の曲者に導かれる自民党に明日があるか。自民党総裁選、衆院解散を控え、二階さんと政調会長の下村さんとの間で総選挙時期を巡りさや当てが始まった。一方菅総理は支持率は40%、支持される理由に「他に変わる人がいない」という消極的理由だ。何時有力候補が現れるかで立場は変わってくる。
今、自民党の運命は二階さんと菅さんにかかっているが暗いイメージしかない。これじゃ明るい明日など想像できない。
二階さんは親中派のトップだ。以前、和歌山県内にあった宿泊施設を格安で中国に斡旋した時から親中派と見られ、今も歴然とした存在だ。民主党時代の小沢さん気取りで訪中団を引き連れていく。
安倍前総理が中国の習主席を国賓待遇で招くことで中国による尖閣諸島の領海侵犯などが緩和されることを期待したが、コロナ禍で先送り(?)、菅政権になっても中止ではなく、日程を詰める時期ではないという。背後に二階さんの存在がある。
幹事長として二階派の勢力拡大に御執心だ。かって離党した議員を復党させ、自派に囲い込んでいる。他の派閥は面白くないはずだ。
自民党内で主導権を得るために、いち早く菅氏支持を主張、何を思ったのか石破、岸田さんらを追い払い菅政権に貢献し、隠然たる権力を振るっている。
今は、菅総理の政策が後手と見ると、自ら乗り出すつもりで、小沢さんを髣髴する。
そんな二階さんを面白くないと見た最大派閥の細田派、麻生派が反二階に動きだした。解散総選挙で発言が増える下村さん(細田派)に二階さんが噛みつく。野党が内閣不信任案提出に触れると、「いつでもどうぞ、解散で応じる」とけん制する。
いま解散、総選挙となると野党も大変だが、二階自民党も大変なのだ。菅総理の不人気、各種不祥事で議席数は減ることは確かだ。
千葉県知事選、東京都小平市長選などを見ると自公は分が悪い。
菅総理も選挙の顔ではない。2ショットの選挙ポスターでも要望がないという。河野さんや西村さんを希望しようにもなんとみられるかが心配らしい。
菅政権にも当初は期待し、人気も高かったが、短期間に下落した。コロナ対策で国民の信頼を落とした。安倍政権の時もそうだったが、平常時は人気が高くても、直接国民の「安心安全」に関わる政策になると信頼を失い国民が離れていく。
16日からの日米首脳会談の成果に掛けているが、主要テーマである人権問題、経済、安全保障では日米で「ズレ」が大きいことはすでに分かっている。
菅総理にしてみれば「行はよいよい帰りは恐い」と言うことか。
こんな自民党政権で国民の明日はあるか。
安倍、菅のコンビで日本の民主主義は根幹を揺るがす結果になり、国民が求める公明で公正な行政など期待できない。
保守強権政治から保守系でリベラルな政治が求められないか。地方で人気のある石破さん、人気はないが宏池会の復興を賭ける岸田さんらにチャンスはないのか。
メデイアも石破、岸田さんらを批判するのではなく、持ち上げ政権の座に送り出す気概はないのか。そんなことをすれば菅さんににらまれると怖いのか。
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