2021年4月21日水曜日

二階―小池会談の謎:新型コロナ対策ではなく、東京五輪開催の是非ではないか

 菅総理とは単独での会見は無理なのだろう。吉村大阪府知事にお株を奪われた感じだが、ここに来て「やってる姿」を見せるには二階幹事長と会談するしかないと思ったのだろう。

表向きは「新型コロナ対策」と言い、二階さんは「感染が拡大している地域から攻めろ」と言うが、そんなことができるはずがない。徹底的にワクチンが足らないのだ。

会談の本音は東京オリンピックでの二階幹事長の発言の真意を確認したかったのではないか。

二階幹事長は「無理ならスパッとやめろ」と言いながらも「開催に向けて努力も大事」と言う。IOC、組織委員会、政府、東京都は「開催に前のめり」だ。だから自治体からの緊急事態宣言要請も菅政権は慎重になる。それが東京ならなおさらだ。

大物政治家からの「中止」発言の影響は大きい。

大阪、兵庫などから緊急事態宣言要請が来ているというが、東京も緊急事態宣言の必要性を感じている。そうなると東京オリンピックの開催も中止の機運が高まるのではないか。

二階幹事長も変なことを言う時もあるが、今回の「中止」発言は民意を反映した本音ではないか。

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