トランプ政権の第一期は民主政治の根幹である選挙制度の不備を主張し、バイデン政権の政策、批判合戦、第二期は省令を多発し議会、裁判制度を無視、疲弊する米国製造業を復活させるために同盟国、友好国に高関税をかけディールに持ち込み世界経済をかく乱する。さらにはNATO, 日米同盟に軍事費の増強を強要する。
どうしてこうも米国の政治が変質したのか。
朝日新聞(2025.8.13)「トランプ政権の亀裂」でそこのところを知ることができた。思想家 ヤービン氏とテック右派 の存在が大きいが、そういった支持構造も堅強なものではなく、トランプに何かあると亀裂、崩壊の運命にありそうだ。
裁判や議会を無視(?)した大統領令の多発はホぷの支配を否定し、民主主義に反する行為であるが、CEO型統治、君主制を主張する思想家ヤービン氏の考えらしい。
ヤービン氏の理論が政策に影響しているというが、トランプ大統領と直接やり取りがないようで、その影響は限定的と専門家はみる。
トランプ大統領のMAGAはエリート政治に批判、ラストベルトの白人労働者にささえられ民主党や民主党政権に批判する勢力に加えて共和党の一部も含まれる。
それにイーロン・マスク氏のようなテック右派が加わっているが保守勢力にような団体ではなく、「トランプという人物に異常なまでの依存」をしているのが現状とみる。
だから何かあると亀裂が生じトランプ勢力も崩壊するのではないか。
世界の民主政治の旗印的存在とみていた米国政治も何やら異質なものに見えてきた。
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