2025年8月30日土曜日

読売新聞誤報で分かった記者のネタ元:街にあふれる情報から何を見つけ出すか?

 読売新聞が27日の維新の会の衆議院議員が菱給与を不正受給していたと報じたことが誤報で実際には維新の会の石井参議院議員だったことがわかり謝罪した。政治家にかかわる不祥事の報道だったのでことは大きな問題になった。

30日の読売新聞の検証記事で街中にあふれる情報から目をつけ、報じる必要があるか判断し、関係者のチェックを受け記事にする家庭が明るみになった。私たち読者はこういう過程を踏んでニュースになるんだということが分かった。

しかし読売はどうして失敗したのか。

記者は関係者にあたって信用性を確保しようとしているが、取材を繰り返すうちに「思い込み」だ優先することになり、他部門の仲間の「誤報かもしれない」という声が軽視されたという。

確かに関係者に取材していても「はっきり否定はされない」とか「意味深な表情される」など判断に苦しむことがあるだろう。大きな政治スキャンダルは他社も狙っている。後れを取りたくないという気があったかもしれない。

街中にあふれる情報は多くの場合は相手を貶める目的もある。有名人のスキャンダルや写真週刊誌の記事には多い。

今回の件で読売新聞は多くの関係者の処分を決めたようだ。私たち読者も新聞の記事がどうのように作られていったかを想像し信頼性を確保すべきだ。

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