今回のウクライナ戦争の仲介として停戦合意ができると誰が想像したか。トランプ大統領と米政権か。ほとんどのメデイアや素人だって、プーチンは思う通りの成果に勝ち誇り、トランプは不満だらけの結果だ。
語彙に達しなかったトランプは、今後は停戦より和平協定に進むべきだと方針転換する。「ゼレンスキー次第」ともいうのだ。
会談ではゼレンスキーが心配していた領土分割の話も出たそうだ。プーチンは前々から根本的課題として領土の問題を呈していた。プーチン寄りの対応か。
階段前には合意できなければ「経済制裁」を課すことも考えていたが、「今はその必要はない」と引っ込めた。「生産的会談ができた」というのだから経済制裁は引っ込めなければならなくなったのだ。
ICCから逮捕状が出ているプーチンをアラスカに招いたことで、いかにICCに加盟していなかったとしても世界からは顰蹙を買う行為だ。
ワーキングディナーやその後の会議もせずにプーチンは笑顔で帰途についたようだ。
異常ともいえるプーチン厚遇に世界は驚いたが、トランプ流外交の欠点も見出した感じだ。こんなトランプに仲裁を頼むしかない現状にがっかりだ。ノーベル平和賞、経済利権を狙うトランプに仲裁の資格などないと思うのだが。
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