2009年8月30日日曜日

好きな政治評論家だった 細川隆一郎さん

丸いドングリ目に、太い黒縁のメガネ、袴姿でテレビの時事放談(?)に出ていた時の細川隆一郎さんを覚えているが、いつの間にか姿を見ることが出来なくなった。
 ところが、毎日新聞(2009.8.29)の「近聞達見」、岩見隆夫さんの「遺言「この日本、何とする」で細川さんの最後を知ることが出来た。

 亡くなる間際まで、ラジオで「モーニング・トーク」をやっておられたという。息の長い政治ジャーナリストだ。

 細川さんは、今度の総選挙で、自民、民主共に「国家の基本についてどう考えているのか」極めて府警格だという。憲法改正でも枯死が寺家手居ると見ている。日本人による憲法を作らなければ、独立国になったとは言えないのだ。タカ派で知られているが、同感だ。
その点、安倍政権では、国民投票法を制定しただけあって、独立には一歩前進した。

 そして、細川さんは、殺人事件の半分が親族間で起きている現状を怒り、「教育、道徳bを何とかせんといかん」と心配されていたそうだ。

わたしも同感である。

 構造改革、構造改革・・・、米国の年次改革要望事項に沿った政治をやってきたために、優れた日本の伝統が崩れてきた。社会の基本構造である「家族」が崩壊しているのだ。助け合いのままならなくなってきている。

 私も8月上旬に、インターネット新聞 janjanに「高水準の犯罪発生件数 人間力の劣化が原因か」という記事を投稿した。「こんなことをしてはいけない」「こんな事をしたらどうなるか」の教育、「想像力」、「我慢する力」など「人間力」の強化が必要なことを訴えた。

 しかし、janjanでは、編集部が一切関与していないと言うオムニパスの欄に掲載された。多くのコメントが書き込まれていた。

 この重大性が、大手メデイアは未だ、いわんやネット新聞の編集者には理解されていないのだ。これが今の日本社会の本当の姿かも知れない。

 兎に角、貴重なオピニオン・リーダーを亡くした事は残念と言う他にない。

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