2010年10月7日木曜日

シーテックジャパン2010:情報通信技術の進歩にどう付いていけるか
















センサーや小型カメラで情報を処理し、伝達し、モニターで確認できる情報通信技術の進歩は目を見張るもがあるが、その技術に人間がどう付いていけるか。今幕張メッセで開催されている「シーテックジャパン 2010」を6日に見学した。

家庭、オフィス、工場、送電、車あらゆる生活の中で、情報通信技術が係わり、日々進歩している。まだ我が家では人間の居場所を確認して効率の良い冷暖房するシステム、パソコンではタッチパネル、車では燃費や維持管理情報、カーナビなど運転アシスト情報やBluetooth機能を使ったワイヤレス携帯電話しかなく、まだモニターなしの人間の目での確認が必要だ。

今回の最先端ITエレクトロニック展で興味のあった技術を挙げてみたい。

なんと言っても各社が力を入れていそうなのが、3D映像だ。「3Dグラスで新しい世界を見よう」と出展も多い。パソコンでは勿論のこと、SONYに至っては横約22m、縦約5mの巨大なスクリーンで映像を流し、見学者の目を引いていた。

一方東芝は、メガネなしの3D映像がデモされているようだったが、待ち時間1時間ということで見るのを諦めたが、更には4K3Dの超高精細次元映像の600kmと言う長距離電送も可能になったという。

ただ、メガネをし、幼い子には健康障害が心配されている3D画像がどうして必要なのか疑問だ。

富士通は、ドライバーの安全をサポートする「全周囲立体モニタシステム」を開発している。車の前後左右4台のカメラ画像を3次元で合成し、全方位を表示することが可能になったという。他の社は「ルーフは無限の可能性」と唱って車の後方、室内確認を出来るシステムを展示していた。

技術としては面白そうだが、実際の運転にはどうかと思う。車の死角の解消、車内の様子はルーム・ミラーを幅広く、長いミラーに変えればある程度対応できるのだ。

モーションとボタンで何も持たずに簡単操作出来る「空間入力」をALPSが提案していた。ジェスチャー入力モジュール、モーション入力モジュールで離れた場所からTVを捜査できるという。
先のゲームショーでもこの技術が活用されていたが、年配者まで対応できるのか。

目を引いたのは、ワイヤレス電力電送だ。

村田製作所の「セイサク君」「セイコちゃん」には、いろんな先端技術が組み込まれている。ジャイロセンサーで転倒せずに揺れや向きの変化を感じ取ることが出来、電源モジュールでエネルギーを効率よく変換し、赤外線センサーで人がいるかどうかを感じ取り、充電もワイヤレスで出来る。更にはエネルギーの使用状況をむせんでモニターに送り見ることが出来る。

それぞれの技術が、各方面で実用化しているという。

タイコ エレクトロニクスは、マルチタッチパネルで操作出来る恐竜ロボット「ITサウルス」を出展していた。今回のテーマが「過去から未来へ」ということで、このままでは恐竜の同じように絶滅する危険がある。未来のために何をすべきか考えようと言う呼びかけだ。

私の都合の2時間という短時間では、十分に見ることは出来なかったが、健康、医療分野、省エネ・創エネなどエネルギー活用分野などに最先端技術の開発は期待されている。しかし技術がドンドン進歩することにより、私達一人一人が安全の確保がどう関われるのか。

高齢化社会に向かって、使い切れる技術かどうか疑問も出てくる。
写真上段左:村田製作所の「セイサク君」「セイコちゃん」 各種技術が実生活の各分野で実用化されている
写真上段右:タイコ エレクトロニクスのタッチパネルで操作できる「ITサウルス」 恐竜のように絶滅するしないように、私たちは何をすべきか考えようと訴えている
写真中段左:SONYの3D巨大スクローン
写真中段右:富士通の全周囲立体モニタシステム
写真下段:にぎわう会場

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