2013年5月27日月曜日

好ましくない金利上昇:安倍総理は日銀、日銀は政府任せか

金融緩和でダブついたカネで株は乱高下、長期金利も上昇気味で、好ましくない金利上昇に警戒するも安倍総理は日銀任せ、黒田総裁は政府任せでは何か覚束ない。27日の株価に注目したが、日経電子版では10時の平均株価は353円安の14258円台後半、NYドルは100円91銭で日本市場の様子見だ。12時には585円安の14027円台、ドルは100円80銭で円高傾向で投資家の不安が続く。

株高、金利も低水準を保っていたときは安倍政権もアベノミクスを評価する発言をしていたが、都合が悪くなってくると「総理の立場としては話せない」とコメントする。

2年で2%物価目標、2年で通貨流通量2倍の大胆な金融政策発表時は、長期金利の上昇は想定していなかった。

政府は当初、意に介さなかったが急激な上昇は経済、財政、国民生活に大きな影響を及ぼすことを懸念して、安倍総理は「日銀に適切な対応を期待している」と言うだけ。

その日銀も、「出来るだけ回避していきたい」と言うだけで、市場関係者と意見交換するだけのようだが、政府には財政健全化に向けた取り組みを強く要望している。日銀自身には妙手はないようだ。

この財政健全化への道程は厳しい。世界各国が緊縮財政から成長路線へ舵切りをしていることからもわかる。

経済財政諮問会議でも民間議員が「財政健全化へ法整備をした方が良いのではないか」と提案したが、麻生財務相は「財務省は十分に頭に入れているので、その必要は無い」と即座に否定した。

財務省としては、予算編成で足かせになる事を警戒したのだ。

財務省によると、国債、借入金、政府短期証券をあわせた国の借金が3月末で991兆6011億円だったと発表した。来年3月末には1107兆円に膨らむという(讀賣新聞 2013.5.27)。

秒速370万円で国の借金は増えている。

日銀に打つ手はない。政府も頭にいれて対応する(麻生財務相)だけでは市場の信認は得られない。

アベノミクスも雇用の創出、賃上げと実体経済で効果が現れないと「ただの期待感」を煽っただけの効果しか無かったことになる。期待が大きかっただけに失望は計り知れない。

この急激な株価の乱高下、金利の変動をどう押さえていくか。安倍総理も黒田総裁も正念場を迎えることになる。


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