2013年5月29日水曜日

参院選後辞任可能性発言:橋下さん 辞めるのは今でしょう

都議選候補者のツーショット政治ポスター
東京・大田区にて
今回の橋下共同代表の従軍慰安婦問題発言で、記者の質問に答えて、参院選後に責任をとって共同代表を辞める可能性の発言が飛び出したが、「辞めるのは今でしょう」と言いたい。今回の騒動は、橋下さんの「うぬぼれ」と脇の甘さ、メデイアの安易な情報収集にあったのではないか。

「従軍慰安婦問題は世界各国の軍隊であったことで、何故日本だけが批判されるのか」、「沖縄で米軍の一部の人間の不祥事を回避するためにも風俗業を活用したらどうか」と言うような意味の記者会見の発言から大騒動に発展し、外国人記者クラブでの記者会見で「慰安婦問題を正当化する意図はない」「日本以外の国ぐにも戦場で女性の人権を蹂躙した過去とむきあわなければならない」「河野談話は強制連行の有無が曖昧で、きちんと明確に表現すべきだ」と主張点を明確にしたようだ。

言っていることは正論であり、批判されること自体が問題であるが、問題提起のあり方に問題があったのではないか。

メデイアは、「今度こそ発言を撤回するのではないか」と期待して記者会見に臨んだが、橋下さんは自己の主張を正当化することに累々としたために、火に油を注ぐ結果になった。

橋下さんは、「政治家として自分はそこら辺の政治家とは違うんだ」という「うぬぼれ」が強かったのではないか。そして脇の甘さが目立ち、その度に弁解を繰り返しはぐらかす戦法に出た。

一方、メデイアにも責任がある。橋下さんは「一つのワードを・・・・」と言ったり、自分の言ったことがうまく伝わっていないと見ると「理解力が足りない」とメデイアを批判し、新聞によってはその発言を検証する記事を載せていた。

メデイアは橋下さんの記者会見を安易に重宝し過ぎていたのではないか。毎日記者会見をしてくれて面白そうな(?)発言をしてくれ絵も取れる。その一部分をテレビで流す。

橋下さんとメデイアは共存関係にあった。橋下像はメデイアが築き上げた虚像ではなかったのか。

記者会見で、記者の質問に答えて「参院選の結果次第では共同代表辞任の可能性」に触れていたが、これほど世界的な騒動になり、国内でも他の党から距離を置かれるようになり、海外でも会ってくれる相手がいなくなり訪米を中止するまでになったようだ。

日本維新の会と言う野党の共同代表であるが、国益を害する結果にもありそうだ。

ここは、即辞任して沈静化を図るべきではないか。

選挙を控えて党の顔を変えることは大変なことだが、橋下さんが続投しても失点が大きすぎないか。石原さんのブランド力(?)も地に落ちたし、平沼さんも国民に人気の出る顔ではない。

日本維新の会は国政進出を諦めて、地方政党の大阪維新の会の原点に帰った方が良いのではないか。


これ以上の政治混乱は避けなければならない。選挙を控えて自民党を利するだけだ。

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