2013年6月9日日曜日

6月8日和歌山県北部地震M3.9、7連続:中央構造線地震すべり、南海トラフ巨大地震が気になる

NHk 地震情報 2013.6.8 16時過ぎ
気象庁 地震情報
2013.6.8
8日、16時10分頃から始まった和歌山県北部地震M3.9は20時47分頃までに7連続を記録した。中央構造線地震すべり、南海トラフ巨大地震に通じるのではないか。震源地は北緯34.2度、東経135.2度、震源の深さはごく浅く、規模はM3.7程度は、今年1月8日に頻発した地震と同じだ。

8日までの1週間の気象庁の地震情報を見ると、新潟県中越地方6回、千葉県東方沖7回が目につくが、和歌山県北部地震は南海トラフ巨大地震との関係でチョット気になる。

16時過ぎにNHKの地震情報が「震源は和歌山県北部 深さごく浅くM3.9,揺れが強かった海岸部は念のために津波に注意してください」という。しばらくして又同じ情報を流した。何で何回も同じ事を言うのかと思ったら、発生時刻が違うのだ。

気象庁の地震情報(各地の震度に関する情報)を見ると、和歌山市で震度3,海南市で震度2、大阪岬町でも震度2だ。

読売新聞 2013.5.29
地図で震源域を確認すると、いわゆる南海トラフ巨大地震の震源域では北の外縁当たりだが、大分から四国を横断し和歌山市から五條市に抜ける中央構造線のラインに乗っているようにも思える。

1596年9月に近畿地方で大地震が発生したが、その震源域は京阪神でM7クラスとされていたが、四国東部の中央構造線もずれ動いて巨大地震になった可能性を石橋先生は指摘している。1605年の巨大津波地震も中央構造線の大規模な地滑りによって南海トラフのプレートが動いた結果だという(大地動乱の時代 石橋 岩波書店 2003/12)。

西南日本東進説と関連する大地震の
震源域と発生年
大地動乱の時代 石橋 
その後1854年、安政東海地震、安政南海地震の発生となった。

その南海トラフ地震は、90年から150年周期で繰り返すという。1707年の宝永地震の147年後の1854年、その90年後の1940年、その90年後は2030年になる。

京大の鎌田先生も、巨大地震発生(1946年昭和南海地震、1944年昭和東南海地震)→内陸地震減少→地震の静穏期(1995年阪神・淡路大震災)→内陸地震の増加→次におきる海の巨大地震(2030年代の南海トラフ地震)を想定している(サンデー毎日 2013.5.12-19)。

この内陸地震はM6~7クラスの直下型地震を言っているのだろう。4月13日の淡路島地震M6.3は、これに該当する。だから和歌山県北部地震M4クラスではチョット考えすぎなのだろう。

先日発表になった南海トラフ巨大地震に関する情報を見ると、「発生したらどうしようもない」と言う感じだった。

南海トラフ関連で「緊急地震速報」が流れると、NHKテレビで確認する暇などない。地域によっては直ぐ避難しなくてはいけないのだ。

6/7~6/8にかけての地震発生状況
気象庁 地震情報より
2013.6.8



















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