2013年10月6日日曜日

10月6日、12時02分大阪府北部地震M3.8、震度3:淀川沿いを大阪~京都で震度2

大阪府北部地震
気象庁地震情報2013.10.6
気象庁地震情報によると、1061202分頃、震源地を大阪府北部とするM3.8,震度3の地震が発生し、震源地は北緯34.8度、東経135.5度の箕面、千里付近だ。

地震情報によると、高槻市で震度3,大阪都島区、東淀川区から寝屋川市、八幡市、大山崎町そして伏見区向島まで震度2の揺れだ。

そこで地震情報の震度2の青い色の箇所にカーソルを合わせ、その場所を古代から中世頃の淀川が描かれている地図・・地図で訪ねる歴史の舞台 日本版 帝国書院、平成111月・・にプロットしてみた。濃い青の点がその
箇所だ。


古代~中世の淀川が図示されている地図に震度2の
揺れの場所をプロットした。紫部分が昔の淀川
(地図は帝国書院の地図で訪ねる歴史の舞台)
すると、中世まで水運で利用されていた淀川が、その後の都市開発事業で埋め立てられた跡地が遠くまで揺れているのだ。

桂川、鴨川、宇治川が流れ込む鳥羽付近に巨椋池があり幅広い淀川を豊富な水が大阪湾まで注いで、奈良、京都と西国を結ぶ水運の要所だったようだ。都が京都に移ってからは特に重要な水路となった。

この巨椋池も水上交通の重要な役割を果たしたが、豊臣秀吉による河川改修、築堤事業でその役割は薄れ、941年に干拓によって消滅したという(同上)。

その後都市開発が進み、埋め立て、宅地開発が進んだ。ご多分に漏れず、地盤は軟弱で液状化の危険もあり地震には弱い淀川沿いとなった。


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