2014年5月11日日曜日

鎌倉・大渋滞対策:観光は江ノ電とバスと徒歩で十分なのでは

鎌倉高校前付近 シーズンはもっと混む
2012.11.4撮影
鎌倉市交通マスタープランでは、この
辺は七里ヶ浜パークアンドレイルライドだ
鎌倉が、休日に車による大渋滞が問題になっているが、観光は江ノ電とバスの公共交通機関と徒歩で十分ではないのか。11日のTBSテレビ「噂の東京マガジン」、テレビ朝日の「報道ステーションSUNDAY」で大渋滞が取り上げられていた。

もうすぐアジサイの見頃だ。今年も行ってみようと思っているが、休日だとJR北鎌倉で下車し歩くのだが車道は県外ナンバーの車でいっぱいでノロノロ運転、歩道もぶつかり合いの状態で危険だ。

これでは付近の住民の生活にも影響が出てくるのは当然で1.5km位は渋滞だろうか。

もう25年も前のことだが、家族4人で鎌倉観光に来たことがある。JR北鎌倉から建仁寺、円覚寺、アジサイ寺を見ながら鶴岡八幡宮を見て、徒歩で鎌倉宮と近くの竹林に囲まれた寺(名前は忘れた)を見学した後、鎌倉駅へバスで帰ることにした。やっと来たバスに乗ったがノロノロで進まない。仕方なく次のバス停で降りて歩くことにした。

「まだあのバスは来ないね ハッハッハ」と笑いながら歩くが、駅に着くまでそのバスに追い越されることはなかった。

又、こんな事もあった。精進料理を食べてみようと予約して光明寺に行った。行きは予約時間が迫っていたのでバスに乗ったが、帰りはたいしたことはないと思って徒歩で駅に向かった。

鎌倉と言っても駅から歩いても結構いろんなところに行けるし、江ノ電を利用すればほとんどの名所には行けるのではないか。

鎌倉市交通マスタープラン
「交通システム整備の方針」より
孫達と一緒に行った時は、江ノ島の海岸寄りの駐車場に車を置いて江ノ電を利用したことがある。名所の近くまで行って駐車場を探したりするのは大変で時間もかかる。

私は江ノ電とバスを利用して徒歩で行けば良いと思うのだが、年間観光客2300万人、休日の車の台数75000台を考えると車の渋滞対策は必要なのだろう。

鎌倉市の「交通システム整備の方針」によると、実験的取り組の後、鎌倉フリー環境手形、七里ヶ浜パークアンドレいるランド、由比ヶ浜パークアンドドライド、由比ヶ浜地下駐車場~鶴岡八幡宮シャトルバス、鎌倉参道線でのバス優先レーンの施策が実施されている。

そのほかにロードプライニングシステムという所謂公道に関所を設けて1台あたり1000円の課金が考えられている。これにより市内へ入る車の量が20%程減り、年間20億円の収入になるので交通整備に使えるというのだ(噂の東京マガジン)。

ところが、住民、土産物店等でいろんな問題が提起されている。市は3年ほどの検討期間を経て2020年までに実施したい意向を持っている。一般公道での課金は問題ないようだ。

鎌倉は切り通しなど交通には不便だ。それが守りやすく、攻めにくいと言うことで鎌倉幕府が出来たのだ。都市開発がままならないのは当然だ。

古都鎌倉を守るにも必要以上の都市開発はせず、江ノ電とバスの公共交通機関と徒歩で十分なのではないか。

考えてみよ 鎌倉って狭いのだ。江ノ電だって休日に混んでいるのは長谷ー鎌倉間ぐらいだ。


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