2014年12月27日土曜日

民主党代表選・候補者乱立:「まとまりのなさ」を「開かれた党」と誤解していないか

代表選が騒々しくなった民主党
民主党の代表選に、またまた候補者が乱立模様だ。「まとまりのなさ」を自由闊達、開かれた党と勘違いしているのではないか。当初、野党再編派vs党再建派の戦いと思っていたら、いまは党自主再建に動き出したが、「お前が出るならオレも」式の乱立気味で推薦人20人が集められるのかと心配になる。

民主党は党内が数グループに分かれ保守系vsリベラル系の構図を持っている。以前の小沢さんのようなまとめ役がいないとどうしようもない党なのだ。

今回の衆院選で議員数は11人増となったが、国民の信任は取り戻せなかった。3桁の復活は出来なかったのだ。

しかし、今回の民主党代表選は一致団結して党再建にかけた非常に大事な選挙になるが、相変わらずの「まとまりのなさ」を示している。

党再建派の岡田さん、衆院選前に「新党立ち上げを迫った」前原さんは立候補取りやめ、野党再建派と思われた細野さんは自主再建に舵切りしての立候補だ。

一方のリベラル派は赤松さんグループが長妻さん、大畠さんグループが筱原さんを押している。民主党には10~15人規模のグループが有り代表選後の主導権争いなのか。

そしたら蓮舫さんが自分も立候補すると言い出した。自分も立候補すれば党のあり方の考え方が広がるという意味のことをコメントしていた。民主党政権時、事業仕分けで名を馳せた(?)ことを実力と誤解しているのか。

ここはやはり、岡田さんあたりでまとまるべきではないのか。重要課題で保守系、リベラル系がバランスの取れた政策の一致を見なければ国民は「相変わらずゴタゴタの続く民主党」とさじを投げるんではないか。

私も野党再編ならまず民主党が分裂すべきだと思っていたが、自主再建を目指すというのであればバランスの良い政策を提示して欲しいと思う。

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