2015年8月26日水曜日

自民党総裁選は無風か(2):今、安倍さんと交代しても展望が開けないか

自民党総裁選の無風状態が続く。今、安倍さんと交代しても展望が開けないとみているのだろうか。自民党総裁選は石原派が安倍支持を打ち出し、岸田派も安倍支持(?)となると安倍さんの無投票再選が濃くなってきた。内閣支持率低下で通常であれば交代のチャンスなのだが対抗馬の動きが鈍い。

従来であると総裁選に出馬してポスト安倍を印象付け要職を経験して総裁の座に上り詰めるのだが安倍さんはポスト安倍の潰しにもかかっている。これでは安倍さんの後、誰が自民党を引っ張って行くのか分からない。政策、政権運営で大きなチョンボでもあれば野党にチャンスが出てくる。

今、安倍政権下での政策を見ると経済政策のアベノミクス、国民の命、生活を守るという安保関連法案、TPPなどは微に入り細にわたるため、ここで安倍さんと政策論争しても不利で自分には利さないと考えても不思議ではない。どれをとっても人気取りになる政策ではない。

安倍さんが蒔いた種は安倍さんが摘み取ればよいと考えているのかもしれない。

寧ろ、禅譲を受けやすくするのが得策で石破さんのように「内閣の一員として政策を全うしたい」と表向き言うことになる。

更に今、表に出ている政策とは別に自分の得意分野での政策を打ち出すことに窮しているのではないか。 

今は安倍さんに続投させ各政策に一応の道筋が付いたとき新しい政権を樹立すると言うことか。

しかし安倍さんに取っても後3年大丈夫か。安保関連法案が成立すれば内閣支持率も下落し「燃え尽き症候群」で体調も思わしくなく、政権放り出しと言うことにならないか。


ポスト安倍が誰か定かでないが、今から切磋琢磨し政策を論じ合う必要があるのではないか。今の金太郎飴の状態は自民党衰退の表れだ。

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