2015年8月28日金曜日

橋下、松井両氏の離党:今、「維新の党」にとってはチャンス、プラス思考で進め

維新の党の最高顧問で創業者の橋下さん、松井さんの離党は、維新の党にとって分裂、混迷を深め存続基盤の弱小化を招くという見方もあるが、ここは維新の党にとってはプラス思考で考えたらどうか。今までもやもやしていたが、今はっきりと党の再構築を考えるチャンスだ。

維新の党は、江田さんの「旧結いの党」と橋下さんの「旧日本維新の会」が合併して立ち上がったが、当初から問題を含んで危ぶまれていた。その名称から橋下さんの発信力、人気に預かる面が大きかった。

だから橋下さんの安倍総理よりの政策か、江田さんの野党再編をめざすのか。国民にも分かりずらい面が多かった。つまり維新の党の立ち位置、旗印がはっきりしないのだ。

安倍政権の補完的存在か、野党再編を目指すのか。今審議中の安保関連法案では対案を出しているがそれがどう影響するのか。自民党は検討する姿勢を示すが根本的には自民党案が一番よいと思っている。「妥協点が見いだせなかった」で終わるのかもしれない。

また、橋下さんは、自分は離党し大阪という地方政治に軸足を置くが、大阪系議員は離党せず維新の党にとどまって野党再編、安保関連法案にしっかり取り組めというが本音なのか。

まだ息のかかった議員を維新の党に残しておいて口出ししようとしているのではないか。それなら離党した意味がない。

今回の橋下さん、松井さんの離党をチャンスととらえ「維新の党」はプラス思考で進まなければならない。そのためには10人ほどといわれる大阪系議員の離党など問題にせず進むべきではないか。

このチャンスを逃したらそれこそ「維新の党」は選挙のたびに埋没してしまう運命をたどることになる。

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2015.8.27掲載
維新の党、橋下、松井両氏離党でできるか党の再構築

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