2024年8月26日月曜日

8月26日、「火山防災の日」に思う:富士山、桜島、阿蘇山、浅間山、海底火山など

 大きな災害を起こした普賢岳、御嶽山噴火があるが、一方研究結果が成果を上げ1人の死者も出さずに済んだ北海道有珠山噴火を経験した。有珠山噴火は北大が研究、前兆をつかみ町が退避したが、もっと詳しく言えば、地域の住民が異変をつかみ北大の専門家に連絡し、専門家が避難を指示したのだ。

こういう地域住民も参加した事前退避の事例はあまりなさそうだ。

今、一番心配されているのは富士山の噴火だ。あおの2011年の東日本大震災では富士山の地下でも異常が増し、何時噴火してもおかしくないん状況になったが、何らかの条件で噴火まではいかなかったという。巨大地震と火山噴火の関係がわかる事例だった。

今、その富士山も海外の旅行者を含め登山に人気だが、5合目を少し上がったところを右に進めと1707年の宝永大噴火の火口を見ることができるが何人の人が見学しているのか。

富士山が噴火すると2時間後に東京は降灰に悩まされる。飛灰が東京でも2cm以上積もり、電子機器を始め広範囲に支障が出、世界経済に大きな障害を起こすのだ。だから富士山噴火の前兆を捉えることは重要な研究テーマなのだ。

今日の新聞報道ではその火山研究が地震研究とは比べ物にならないほど予算が少なく、研究者も少ないと嘆く。

確かにそうだが、火山研究は成果を得るまでにどのぐらいかかるのか。研究者も40数年の研究期間中に成果を発表できる可能性は低い。そんな研究に満足できるのか。でもそれでも研究している専門家に敬意を表する、火山噴火に関して、静かな期間は過ぎているかもしれないのだ。

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