今、大学生の孫がまだ学校に上がっていなかった頃と思うが、 動物園に行きたいというので上野動物園に連れて行ったとき、クマの展示ゾーンでクマの寝ている姿がモニターに映っていた。
何をしているのかと思ったらクマの冬眠の実験をしているというのだ。確かに別のゾーンでは冬眠しないクマがいる。孫が「こちらのクマさんは生きているよ」という。
実験の内容が掲示板で説明され、期間を通じてモニターに移すというのだ。
実験では食事を増やしていき、室温を次第に低くして冬眠の体制に入るという。藁のようなものが敷かれ、クマが横になって眠っていた。じっとしているわけではなく時々動いているらしい。
冬眠を終わらせるときは室温を次第に上げていくらしい。室内は真っ暗で、周辺での音は禁止されている。
今、クマ騒動で大変だ。山にドングリなどエサが少ないと里や人家に出て、餌を探して歩き回るらしい。100m先の匂いもかき分けるという。調査で行動範囲を見ると相当の範囲を徘徊しているらしいが、臭覚、視覚が優れていて記憶しているという。一度うまい餌にありついたところは覚えているというのだ。クマの頭になかにはナビがあるらしい。
子熊を連れた親熊は餌場などを子熊に教えているのだろうか。子熊だけの行動は親離れし、教わった餌場を徘徊しているのか。
クマと人間の住み分けが難しくなった今、クマの被害を少なく知るためには人間が工夫しなければならない時か。
思い出した。この実験の目的は冬眠するクマとしないクマの生態調査だったと思う。結果は知らないが・・。
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