2013年10月1日火曜日

橋下さん、渡辺さん、安倍総理の退潮?:「驕り」「高ぶり」から始まる

橋下さん、渡辺さん、安倍さん!気をつけよう。政界トップの退潮は「驕り」「高ぶり」から始まるのだ。日本維新の会共同代表の橋下さん、みんなの党代表の渡辺さんはすでに始まっているし、安倍総理もこれからだ。

今回の堺市長選では、橋下共同代表率いる候補が大差で惨敗したことから、日本維新の会、橋下さん自身の求心力に危険信号がともったとメデイアは評する。しかし橋下さんの退潮はすでに始まっていた。

あの慰安婦問題発言の頃ではなかったか。橋下さん自身は「そこら辺の政治家とはチョット違う」、「政治家は真実を言う必要がある」という意味の発言をしていた。その「驕り」「高ぶり」から橋下さんの退潮は始まっているのだ。

国政選挙で街宣車の上で橋下さんと渡辺さんは笑顔で耳打ちしながら固い握手をしていた映像が流れたことがある。あの時が2人にとっては最高潮の時ではなかったか。

橋下さんの慰安婦問題発言で連携を解消した渡辺さんだが、政界再編をめぐり党内抗争が勃発、政界再編派を切って捨てる行為に出た。有無を言わさぬ「驕り」「高ぶり」はみんなの党の未熟さをさらけ出し、とてもじゃないが国政を左右する政党とは思えない印象を国民に植え付けた。

そして、安倍総理はどうか。

国民に増税負担を強いながら、法人税など企業優遇の政策を進め、消費税増税では景気の腰折れを防止するための政策も矢継ぎ早に出てくる。どうなっているのか整合性してみなければ分からないほどだ。

101日には、消費税増税を決断するようだ。

国民はまだ上がり始めた食料品、電気代などで生活への影響を見ようとしているが、消費税増税でやっと家計への負担増が分かってくる。

おまけに企業が減税に誘われて賃上げにうまく乗ってこなければ、アベノミクスの評価も下落だ(勿論すでに評価を失っていると見るエコノミストもいるが)。

今までは、国会審議なしで政策を進めて大きな失点は見つからなかったが、15日からの臨時国会が始まれば、政策の議論も進むだろう。つじつまの合わない政策も明らかになるだろう。

安倍総理の退潮も時間の問題になるかもしれない。周りの意見も聞きながら(財務省は別として)、「国民目線」で政策を進めていくべきだ。今のような大企業、富裕層優遇政策を採っていたら早晩退潮が始まる。

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