最近の選挙は候補者の素顔が分からない「無所属」、「無所属 □は政党推薦」が目立つ。27日投開票の川崎市長選は無所属の福田さんが、自民・民主・公明推薦の無所属候補を2858票差で破った。一方、神戸市長選は自民・民主・公明推薦の無所属の久本さんが、無所属候補を5675票差で破った。
最近の選挙では、すべて候補者は「無所属」を標榜し、政党色を払拭し広い支持を得たい考えだが、以前は勢いが下落したか、不祥事の続く政党所属を隠すための手段だったと思う。
今回の川崎市長選は、安倍政権を牛耳る菅官房長官の地元とあって、自民・民主・公明推薦候補の楽勝が予想されたが、結果は僅差で負けたことになる。
当然、「国政への大きな連動はない」と強がりのコメントをするが、常に負け戦に使われるフレーズではないか。最近の安倍政権の支持率は60%台から50%台へ下降している。自民、公明政権への批判も出てきたのだろう。
地方選挙なので特殊な事情もある。
私の住んでいる東京・大田区から見ると、多摩川の向こうに高層のタワーマンションが林立している。若い世代の人口が増えているのだろう。
当然、子育てなどが重要な政策になるし、候補者に官僚がいれば官僚を嫌う風潮も出てくるだろう。更に今回は菅さんが候補者を連れてきたようだ。それに対する反発もあったのではないか。
兎に角、「無所属」、「無所属 □内推薦政党」は、得体のしれない候補者が多くなる。
候補者も、はっきりした姿勢を示すべきではないか。
広く支持を得るには、政策で訴えるべきである。理想論になるが・・。
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