2013年10月24日木曜日

24日参院予算委員会から:消費税増税の理由?、景気腰折れ対策5兆円の根拠?

総理が消費税増税に舵切りした大きな理由は何なんだ、景気腰折れ対策5兆円の根拠は?。24日の参院予算委員会NHK国会中継での日本維新の会の片山議員の質問に聞き耳を立てた。さすが老練な政治家の質問だ。

まず安倍総理に「消費税増税を決めた大きな理由は何」、「8%から10%へやるのか」と質問した。

安倍総理は、成長へ向けた経済対策パッケージを打ったことで、腰折れしては元も子もないことが大きな理由だといい、8%から10%へは、経済の状況、国際懸念をよく見て、顕在化する時はやるという。

「何時、判断するのか」たたみかけたが、法律では決まっているので、実務を含めて適切に判断するようだ。

片山議員は、さらに経済対策パッケージを決めて5兆円が出ているが積み上げがあるのかと問う。

麻生財務相は、民間経済統計で-1.8兆円が出ているので2兆円、倍で4兆円それに+1兆円で5兆円と説明する。

片山議員は、「倍返し」か、不真面目ではないかという。

続いて甘利経産相が、2兆円が反動減を埋め戻し、それに復興も含めて2.3兆円で5兆円だが、潤沢にあるわけではないという。

片山議員は、復興費は国民が所得税で上乗せされるのはこれからだ。みんなで出し合おうと決めたのに法人だけ優遇するのは反対で、むしろ所得税減税し消費に回すのが良いのではないかという。

何故、法人税だけ止めたのかとの問いに、安倍総理は今回特別な処置をとったのは、日本に本拠地を置いてがんばる企業の競争に勝ち抜くための措置で、上振れを伸ばしていけば体力をつけさせる意味で、経営者にもよく理解してもらい賃上げに反映させるという。

そのほかに消費税増税分を他に流用するのではないか、予算執行に無駄があるので地方に任せたらどうか、財政規律をどう考えているのかと問いただした。

片山さんは自民党時代に大臣、党の要職を経験し豊富な知識をもっているので、質問も面白い。

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