2019年6月25日火曜日

今日の新聞を読んで(267):トランプ大統領がホルムズ海峡に続いて尖閣諸島も自国防衛,日米安保条約はどうなる

トランプ大統領がホルムズ海峡の防衛を日本や中国などここを輸入経路に使っている国が自国の船舶を自ら防衛すべきだとツイッターしたそうだ。無償で他国の船舶を防衛していることに不満を持っているのだ。

これが高じると中国から境界侵犯などされている尖閣諸島も日本が自国で守れということにならないか。

日本は安保条約の適用内であることを強くアメリカに要求しオバマ政権の終わりごろやっと安保適用内の言質を取りほっと一安心したが、G20を前にそうは行かなくなったようだ。

今回の安倍総理のイラン訪問はイランと米国の緊張緩和を狙っての訪問だったが仲介役を果たせなかった。会談中にも関わらず日本のタンカーを含む2隻の船が攻撃にあった。アメリカが「イランの責任」と言えばイランも反論する。

たとえトランプ大統領と友好関係を保っているとはいえ、イランーアメリカの深い溝を埋めることなど出来なかった。

日本も在日米軍のため負担増を要求されていたが、日本の言い分はすでに多くの負担をしているということだった。

さらに、イージス艦、F35、イージスアショアの購入で巨額な防衛費となっている。米軍には「思いやり予算」としてグアム島での家族の生活費の一部も負担しているのだ。

トランプ大統領は日本防衛のために駐留していると誤解している。在沖縄海兵隊は中東情勢によっては、インド洋、中東まで派遣されるし、沖縄基地は狭いため訓練には不十分で海外で訓練している。

米国の海兵隊組織維持のためには在沖縄駐留は一番経費が安い選択肢だったのだ。

G20でトランプ大統領がエネルギー安保でホルムズ海峡警備を言い出せば日本は自衛隊を派遣することにもなる。

安倍総理のイラン訪問は「寝た子を起こす」結果になった。中国からの尖閣諸島防衛の是非は安倍政権の存在にも関わる課題なのだ。












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