同じ国賓待遇と言いながらとトランプ大統領の日本、英国での「おもてなし」の大きな違いが見える。その背景は何か。米国追従の安倍政権の姿と国際協調路線を軽視する英国民の姿の違いではないか。
新聞報道によると英国ではそのそもトランプ大統領を国賓として迎えることに否定的な政党もあり、「招かざる客」だったのだ。差別的言動、英王室のメンバーを「不快」と言ったり、温室効果政策での「パリ協定」離脱、イラン核合意離脱など国際合意を軽視する姿勢に反発が大きいのだ。
それが連日の数千人に及ぶ大規模デモ、メイ首相の跡を継ぐと思われるジョンソン前外相との会見は拒否される始末で英王室を除いてはとても国賓扱いではない。
ただ、二国間交渉を推奨するトランプ大統領にとってはイギリスのEU離脱は歓迎らしい。今後の二国間交渉に期待をにじませた。
一方日本はどうだったか。トランプ大統領との友好関係を最大限人気取りに政治利用する安倍総理の魂胆が丸見えだった。
ゴルフ、相撲、炉端焼き「おもてなし」も政府は成功したと思っているのだろうが、外交のメインの日米貿易交渉は溝が深く、合意も見られず合意文書も作成できなかったほどだ。
共同記者会見ではTPPvs反TPPと溝の深さを見せつけたが、何の密約があったか知らないが8月にはとトランプ大統領が大きな期待を寄せる成果が発表されるらしい。
英国では数千人の大規模デモに包囲され、一方日本では25000人の警察官に包囲される雲泥の差を見せつけたトランプ大統領の国賓外交だった。
日本も脱アメリカ外交こそ目指すべきではないのか。
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