私も困った。車の買い替えを予定しているが半導体の不足で納車日が決まらない。もう3ヶ月も待っている。新聞報道では政府が総額8000億円で半導体を支援するという。
台湾のTSMCが主導で熊本県に工場建設する補助に6000億円、技術開発も含めて総額8000億円になるという。熊本県の立地には隣のソニーグループの半導体工場があり、ソニーも570億円を出資するらしい。
残り2000億円は他の半導体メーカーの工場を支援するらしい。
サムスンも1,9兆円投資し米国に半導体の新工場を建設すると発表している。
半導体不足となると皆がこぞって半導体事業に乗り出す。日本の計画は大丈夫か。思い出すのは巨額の資金を投入したが、海外との企業の競争に勝てず、安値で技術ごと買い取られたことだ。税金から多額の投資をし、買収され何も残らない。
日の丸半導体エルピーダが破綻した例がある。経営が行きずまった原因は円高だといわれていたが、また同じようなことが起きないか。
通産省、経産省のやることは同じだ。
政府は電気自動車や再生可能エネルギーに必要な蓄電池の工場建設を後押しするために1000億円の補正予算を計上するという。
経産省はこれまでの小規模、単発、短期的な投資を反省し大規模投資を展開するらしい。だとすると失敗した時のリスクは大きい。
シャープの液晶テレビだったと思うが、政府は経済支援し他が、経営方針で間違い事業部を切り離し売却することになったが、国内の企業は名乗りを上げず、海外企業に買い取られた。技術も一緒だから損顔は大きい。政府は何ら反省していない。
この半導体不足の原因は何か。コロナ禍で人手も集まらず製造でず供給面での要因なのか。だとすると、コロナ禍が一応収束しコロナ前に帰ったとして、今度は供給過剰にならないか。そうなると巨額の投資をした新しい工場が根を上げる。
日本はあらゆる面で官製企業は経営がまずい。ソニーも出資するというが出資額が少ない。手放しても損害は少ない。
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