還付金詐欺の電話がかかってきた。年配者は詐欺に注意するために留守電を使うことを指導されていたが、私は昼間留守なので留守電にしていたが、たまたま昼間在宅していたために電話に出てしまった。
電話の内容は次のようなものだが、詐欺のキーワードがわかっていれば防げる内容だ。
[詐欺師]「○○さんですか、東京〇〇区の健康保険課(?)の○○です。
(私)「ハイそうです。何でしょうか」
[詐欺師]「○○さんに国民健康保険から還付金2万3千○○○円(1円の単位まで)が出ていますが、返却封筒入りの青色の封筒みませんでしたか」
(私)「青色の封筒? そんなものは見たことがありません」
[詐欺師]「そうですか。送ったはずなんですが。実はその手続きの期限が4日で、すでに期限を過ぎました」
(私)「知らなかったが、どうすればいいのか」
[詐欺師]「すでに期限が過ぎているので、今後は銀行本店での手続きになります」
(私)「2万3000円とは大きい。手続きします」
[詐欺師]「銀行はどこですか、銀行へ行ってもらうことになります」
(私)「○○銀行○○支店です。チョッと離れている」
[詐欺師]「○○銀行は公的金融機関ですので大丈夫です」「近くの銀行で結構です」
[詐欺師]「これからは○○銀行本店営業部が担当します。そこから電話で手続きをお知らせします」
(私)「よろしくお願いします」
[詐欺師]「その前に用意していただくものがあります。メモしてください」
[詐欺師]「○○銀行のキャッシュカードと通帳、印鑑、身分証明書、書類が見つかれば書類、無ければ結構です」
(私)「書類はよく探してみます」
[詐欺師]「それから手数料が2300円かかりますが、条件があって免除されます」
[詐欺師]「取引が5年以上ですか」
(私)「大丈夫です」
[詐欺師]「預金高は50万円以上ありますか」
(私)「大丈夫です」
[詐欺師]「それなら大丈夫です。手数料は免除され2万3千○○○円が返ってきます。○○銀行本店営業部からの連絡を待ってください」
(私)「お手数をかけてすいません」
以上で前半が終わり2時間ほどして○○銀行本店営業部から電話がかかってきた。前半は広い部屋で1人で電話している感じだったが、今度は違った。
[詐欺師]「○○銀行本店営業部の○○です。○○さんですか」
(私)「そうです」
[詐欺師]「〇〇区からの還付金返却の話を聞いていますか」
(私)「聞いています。銀行本店のどこですか」
[詐欺師]「本店営業部です」
(私)「電話番号?」
[詐欺師]「・・・・」
(私)「電話番号?」
ガチャーンと電話が切れた。こんな切れ方は初めてだ。前半の男性は違った。
後半にどうなるかを確認したかったが、電話番号を聞いた瞬間に切れた。まずいのだろう。もう少し詳しく知りたかったが早く言い過ぎたようだ。
恐らく電話の指示に従って通帳かキャッシュカードを持ってATMに行き、操作するのだろう。ATMの操作はある口座に適当は数字を打ち込むと送金するようになっているのだろう?
随所に詐欺とわかるキーワードがある。電話で普段使わないような言葉は要注意だ。一番いいのは「電話番号」を聞くことか。いったん切って親しい人に相談したり、「オレオレ詐欺」だと子供や孫に確認することだ。
それにしても詐欺に会うものだ。どのくらいの成功率か知らないが、高齢者で数百万、数千万が用意できるのであるから驚く。年寄りが生活に困っているとは思えないと言った政治家もいたほどだ。
お互いに用心しよう。稼げるから後を絶たないのだ。
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