岸田総理は安倍、菅前政権の不評を反省し、岸田カラーとして「聞く耳を持つ」ことをメモ帳を掲げアピールした記者会見もだんだん色あせてきたのではないか。
問題は国民が「聞く耳を持つ」意味を本当に理解しているかだ。国民の期待を裏切れば命取りになる日も早くないか。
安倍、菅政権では「民意の取り込み」に失敗、菅政権では気に食わぬ質問はスルー、記者会見でも質問者を制限、当然だろうがあらかじめ質問内容は提出させ、分別するか。
これに対して岸田総理は逆の姿勢を見せ、「岸田カラー」と打って出た。
団体との会見では車座、ひざにはメモ帳に様なものが置かれている。
でも菅政権、安倍政権ですでに処理済の案件を再検討することなどしない。日本学術会議のメンバー拒否もすでに決まったことと言うし、「負の遺産」の再調査はしないという。これじゃ国民の期待に沿っていないのではないか。
また、岸田政権がすべて「聞く耳を持つ」かは不透明だ。辺野古移設で反対する沖縄県を訪問した担当大臣の官房長官は沖縄の考えを聞いただけで、工事の進捗に理解を求めた。中止や変更など期待できなかったのは当然だ。工事も難しくなって来たし今後どのくらいの費用が掛かるかわからない。アメリカでは辺野古は使用に耐えないのではと懸念する声もあるという。
11月中に岸田総理はアメリカを訪問するというがバイデン大統領との会談で沖縄県民の声を伝えるか。
このままいくと岸田政権のぼろが出てきて人気を落とし参院選惨敗の危険もある
肝入りの「新資本主義実現会議」の政策も従来の政策の焼きなまし、コロナ対策では感染力が2倍強いコロナでも対応できるように病床に確保をし、GOTOトラベル、入国制限の緩和など第6波に向けまっしぐらだ。
生活支援での給付金も公明と意見調整し、所得制限することで「ばらまき予算」の批判をかわした。
何ら変わらないではないか。「聞く耳」は誰の意見に向けているのか。
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