9人、25人、29人、7日は21人と東京始め日本の感染者数は激減、毎日午後4時45分の東京の新感染者数発表もニュース価値が少なくなったと思った。そんな時、国立遺伝学研究所の井ノ上教授が「デルタ株酵素変化で弱る? 第5波は収束の一因か」(東京新聞2021.10.31)の記事にめぐり合った。
デルタ株は「自滅」したというのだ。
それによると、ウィルスは増殖するときにミスを犯し変異する。その変異が度重なると増殖できなくなるが酵素nsp14が修正しミスを防ぐ。増殖はするが8月下旬ごろにはほとんどのウィルスがnsp14が変化したタイプになり「自滅」したのだという。だから第6波は来ないというのだ。
人間の体内でウィルスに変異を起こし壊す「APOBEC」という酵素nsp14を変化させたというのだ。体内にはいてくるウィルスを攻撃するいろんな機能が私たちには備わっているのだ。
しかし一方で、「疫学調査」から季節性の可能性が高く、冬に必ず拡大すると警告するのが「医療ガバナンス研究所」の上昌弘理事長だ。
「自滅説」に比べて冬場を向かえ感染拡大する説は経験kら理解できる。
ドイツでは接種率67%だが感染ペースが加速しているというし、ロシア、中央アジア、欧州が「震源地」となっていると発表された。一方フランスやイタリアは感染がそこまで入っていないという(朝日新聞2021.11.7)。
どうすれば良いのか。政府は緩和一方だ。ビジネス、留学生などの入国を緩和するらしい。水際作戦が重要と言うのに。
岸田総理が感染力が2倍のウィルスにも対応できる病床の確保を提案していたことがあるが、尾身さんが医療逼迫度を5段階に分類し新しい指標安を考えているらしい。4段階だった従来のステージ分類から医療体制の逼迫度を重視した5段階のレベルに変更するというのだ(読売新聞2021.11.6)。
医療の逼迫度で警報を出されても良く分からない。誰にでも理解できる統一した数値基準が必要だ。専門家にしか理解できない基準を誰が信頼するか。
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