立憲民主の代表選は政党立ち上げ時の経緯もあって難しい選択になる。民進党から小池さんの「希望の党」への移籍がかなえられなかった議員の受け皿として枝野さんが立党した。その枝野さんが先の衆院選の敗北を受けて辞任した。
だから4人の候補者も立憲、国民民主、希望の党、無所属など経歴が異なる。自民党総裁選のように長い派閥の歴史に立つのと違って短い期間での持論はメディアで注目されていない。
その分、政策、主張点に重みがないのではないか。4人が安全運転だからメデイアは違いが見出せないという。自民党総裁選で河野さんが持論との変節を攻撃されていたのとは違う。
メデイアによると、泉さんは「政策提言能力、40台の若さ」、国民民主出身を中心に支持、ポスト枝野を狙っているという。小川さんは「次世代リーダー、刷新」を訴え支持を広げているという。
逢坂さんは党内最大派閥のサンクチュアリー、労働組合中心に組織力を訴える。女性候補の西村さんは無所属から菅元総理が担ぎ出した。菅さんらしい考えだが「女性を出せば良い」と言う考えは安易過ぎないか。
候補者討論会で問題になったのが、先の衆院選での敗北の要因になった共産党との共闘をどうするかだろう。最大支持母体の連合が共産党との共闘をいやがている。共産党は閣外協力という。良いじゃないかと思うのだがダメらしい。
その一方で野党候補の一本化は継続と言う。
気候変動問題、エネルギー確保、再稼動での原発ゼロ問題、緊急事態対応、自衛隊明記の憲法改正にどう対応するか。自民党安倍さんは意気軒昂だ。憲法改正を言い出している。選挙で積極的に「争点はずし」をすることなく論争の積み重ねが重要だ。
さらに、政権交代するには安保、外交が重要になる。極端な方向転換は国民が嫌う。
国民は、一時政権交代はあっても長期的には自民党政権が続くことを望んでいないか。米国のように8年毎に政権交代のチャンスがあれば野党第一党の立憲民主の存在感も増し、代表選も熱が入るのだろうが日本の政界にあっては野党は烏合集散で名前を変えながら勢力を落としていく運命か。
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