私に歳になると「ポツンと一軒家」の番組は興味がわくが、最近は似たような番組として「バス停終点からさらに山奥に」「あなたよりさらに秘境に住んでいる人知りませんか」が増えた。
「あなたよりさらに秘境に住んでいる人知りませんか」の番組だったと思うが、「秘境に住む楽しみ」を教えてくれた。3番目の秘境に住む人だったと思うが、畑でワサビを栽培している人と出会った。まだ若い、60歳前半と言う。
スタッフが「何をしているのか」と聞くと「このあたりで野菜を作っている。これは畑のわさびだ」という。スタッフが「いつからここに」と聞くと「最近返っていたという。「今まではどこに」と聞くと「東京の銀座、天ぷらの料理屋に務めていた」という返事にスタッフは驚いた。
その人は毎日、昼間は「天ぷら屋で料理していた」という。親が年なので面倒見るために帰ってきたというのだ。
しかし、いいことを言っていた。「昼間太陽の下で働けること」「上司のいないこと」は素晴らしい生活だというのに「なるほど」と感激した。多くの人は屋内で、上司の期限を取りとり定年まで働くのだ。
多くの人が、年老いた親の面倒を見たり、先祖が残してくれた山、田、畑を守るために帰ってきたのだ。確かに秘境だ。軽トラが通行できるほどの狭い山道、驚くことに家屋などを独学で勉強し立てたという。
やはり楽しみは子供や孫たちが休みに尋ねてくることらしい。広い敷地でのびのび遊ぶ孫たちに顔がほころぶ。でも大きくなるとだんだん遠のくことも覚悟しているらしい。
秘境だから交通の便は悪い。子どものころは山道を往復何時間もかけて学校に通ったというし、今での週に一回の買い物は往復数時間だが、町に住む子供が勝ってきてくれるという。
こんなこともあった。これより秘境に90歳代の人が一人で住んでいるというのでスタッフが「どんな生活をしているのか」と興味を抱き、教えてもらった場所に行くと90台ではない若い人が出てきた。よく聞くと「一人ではなく、一家で住んでいるという」のだ。
後は、趣味のために住んでいる人もいた。周りには山菜が多い。週に一回料理を振る舞っているという。知り合いが集まってくるのだそうだ。
他に、東京で会社をやっているが、今は東京にいなくても事業はできる。本社を山奥に移し、東京では仲間が仕事をしている。自分は会社の仕事をしながら、趣味で家を建てていると言うのだ。
これを見ていると田舎暮らし、秘境暮らしも価値の大きい生活なのだ。
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