2022年6月29日水曜日

どうなるウクライナ問題(44):G7も「ウクライナ次第」と、ロシアも失ったものは大きい

今後、ウクライナ問題はどういう展開が あるのか。G7では「ウクライナ次第」と言うが、支援する欧米も「疲れ」が出ている。侵攻したロシア、プーチンも失ったものはあまりにも大きすぎないか。すでに4か月、更にロシアは無差別攻撃を繰り返し、何を得ようとしているのか。戦争犯罪人プーチンの本音がわかりにくい。勝手に「勝つ」と信じているのか。

こんな状況になると誰が想像したか。プーチンは「核保有大国」を掲げ、ウクライナでの「親ロ派武装集団が支配する地域の「自国民保護」の名目で侵攻したが、毎日のウクライナ報道は、主要都市の瓦礫化、主要施設、インフラの破壊、奥のウクライナ人の人的被害、国外避難、残った国民Hあ電気、ガス、下水道も使えない過酷な生活に耐えている。

いっぽう、親ロ派武装集団支配化ではロシア化が進んでいるようだ。ゼレンスキー大統領は猛反対だ。今後も無差別殺人攻撃は続く。農作物、小麦の輸出妨害、さらには強奪しロシアが輸出しようとする。

ウクライナは重火器の供与を要請、反転攻勢に出るというが、ゼレンスキー大統領はG7で「今年で解決」を臭わす。英ジョンソン首相も支援側にも「疲れ」が出ているという。つい先日までは「ウクライナが勝つまで支援する」と言っていたはずだ。

それにしてもウクライナ本土のダメージは大きい。もし復興となると資金、世界からの援助が必要だが、ロシア、プーチンでは期待できないか。万一ロシアが復興するとなるとどうなるのか。

プーチンやロシアの政府関係者はどう考えているのか。

ロシアも国土の被害は少ないが、失ったものは大きすぎる。国際信用、石油天然ガスの輸出、核保有国の在り方、農作物、肥料、地下資源開発、SWIFT除外、要人の資産凍結、デフォルト、sらに国連安保理の立場、200万人と言われるウクライナ人の強制移住問題、そしてGDP200兆円と言う規模としては小さいが、海外企業が戻ってくるか、新たな海外企業の投資が始まるか。

既にこの戦いは専制主義vs民主主義を考えると世界大戦だ。欧米のEU化、NATO下がすすみ強固なものになればプーチンの意向とは逆の成果だ。岸田総理が言うように「ウクライナ問題は明日の東アジア」なのだ。

バルト3国、旧ソ連邦の同胞のロシア離れ、味方は中国だけの国際環境か。プーチンは早くロシアの立場を理解し、停戦で終結に向かうべきだ。



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