参院選に入り私たちがやることは「一票の格差」よりも投票率を上げることではないか。衆院選の含めて「一票の格差」が重視されているようだが、どうしても弁護士集団は「法の下での平等」の重箱の隅を掘り起こし「自己満足」にかかっているようにしか思えない。
私達がまずやらなければならないことは、国民の義務として選挙に参加し、国の政治を評価することではないか。
参院選を見ると、3年まえが48.8%(過去2番目の低さ)、衆院選を見ると前回が55.93%(戦後3番目のひくさ)という。それでも1990年代は60%あったというのだ。
今回の参院選は一票の格差が最大で3.032倍で最高裁の判決は3倍までは合憲と言うらしい。神奈川県が96万5927人、福井県が31万8534人、人口の増えている都市圏と減っている地方都市では格差が広がるのは当然で格差是正に工夫すると区割りとか2県をまたぐことになり、有権者が政治から遠のく要因にもなるという。。
しかし、参院選が政権交代できる選挙ではないために有権者の関心も低く投票率が低いということもあるだろうが、政権に対する有権者の考えを示すチャンスでもあり、それなりの役割を理解すべきだ。
一方政党、候補者にとっても有権者の関心を引くような工夫も必要だ。
若年層への訴え、争点をはっきりすべきだ。若者への訴えは子育て支援、医療費、授業料の無償化、財政健全化などがあるだろ、
争点としてはまず、物価高、生活支援策、賃上げ、時間給1500円、同一労働同一賃金などがあるが、「賃上げ→消費増→物価高」ではなく「円安→輸入品物価上昇→物価高」と言うわるい物価高と言う。これにはコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻が大きく影響している。非常事態下での生活苦だ。国ができることは何かを考える時だ。
テレビで先日、北欧の国と日本の若者が討論していた。北欧の投票率は85%、日本は48%、差の大きさに驚いていたが、北欧は政治参加が推進されている。
大都市圏では著名な候補者が名を連ねるが、地方都市では思うように候補者が集まらない。当然に有権者の興味も退けてくる。何時も同じメンバーでは投票所も遠くなる。
兎に角、投票所に足を運ぶことだ。
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2014.12.03掲載
一票の格差を言う前に投票率をまず75%に yamotojapan.blogpost.com/2014/12/blog-post_3.html
2013.12.7掲載
民主政治がくずれるなか、それでも「一票の格差」に拘るか yamotojapan.blogspot.com/2013/12/blog-post_3642.html
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