2024年11月11日月曜日

何と言おうと民主主義、それが今、危ないという?

米大統領選で トランプ氏の再登板でか、民主主義が危ないという論調が増えていないか。ハリス氏は民主政治、国際協調を訴え、トランプ氏はインフレ、物価高を訴えた。そのトランプ氏は独裁政治、自分に不利なことでは選挙妨不正、議事堂襲撃など煽り民sぐ政治の根幹を揺るがす行為に出たが、今回は勝利したことで暴動も起きなかった。

2024年ノーベル経済学賞で「国家は何故衰退するのか、権力・繁栄・貧困の機嫌」の研究で3氏が受賞した。豊かな国と貧しい国の違いは「社会制度」に由来するというのだ。納得がいく。

ロシア、中国の共産主義社会では一強独裁、ロシアは天然資源、希少貴金属など多く持っているためにウクライナ侵攻で経済制裁を受けても何とか持っている。何故、国内での反対運動が低調なのか。

勿論情報が規制されているが、ロシア国民は「秩序」を重視し、民主政治のように左右に大きく揺さぶられるのを嫌っているのだ。ゴルバチョフ氏がソ連邦を崩壊させた時、一時は賛同されたが、「混乱」を嫌い、プーチンの「秩序」を好んだ。プーチン体制の維持だ。

米大統領選でも接戦の末にトランプ氏が勝利した。岩盤支持層がインフレ、物価高など現状に不満を持ったのだ。

民主党はリベラル派で民主政治、国際協調を重んじる政党と思っていた一方、共和党は保守派とみていた。トランプ氏の一強独裁政治は世界の民主政治に反対する動きと見た。

世界中の指導者はトランプ氏を「何をするかわからない」とみている。民主政治なら何をするかは予測がつくが、トランプ氏は予測がつかないのだ。

朝日新聞2024.11.10「日曜に思う 米国2つの「民主主義の崩壊」では民主主義を破壊した大きな勢力があるという。トランプ氏の司法へのある力、議会への暴動で選挙結果を覆そうとする言動民主主義の脅威だ。一方、トランプ支持者は政治、金融のエリート層が利権をむさぼり市民をないがしろにし、民主主義をむしばんでいると言おうのだ。

そのトランプ氏が今、同じことをやろうとしている。

日本はどうか。

自民党安倍政権時は、私利私欲、一強独裁政権で、大義ない選挙で野党勢力をむしばんできた。裏がね問題、旧統一教会問題、政治資金規正法改正の中途半端さは民主政治をないがしろにするものだった。

しかし今回の選挙で、分断の兆しは見えてきた。新興政党の出現だ。今は議席を大きく伸ばした国民民主がキャスチングボードを握っているが、民主政治を維持するためにどれほどの効果があるか、注目だ。






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