2010年6月24日木曜日

参院選新橋で第一声:「正気を取り戻せ(創新党)」、「見える政治、見る政治(蓮舫)」




24日参院選がスタートした。各党首がそれぞれ力を入れたい都市での遊説になったが、東京・新橋で日本創新党山田候補、中田候補と民主党蓮舫候補の話を聞いた。

10時半から11時15分まで日本創新党、指令工民主党に時間が割り振りされていた。カラーコーンで狭い範囲に取材陣や聴衆が集められ、溢れた聴衆が広場に散らばった。どこでもそうだが、メデイアの取材陣は我物顔で、最前列で高い脚立や三脚を立てカメラを廻していた。迷惑な存在だ。

「山田候補以外は意味がない」という声が取材陣からもれてきた。

最初に登場したのが、その日本創新党の山田宏候補だ。開口一番「日本の新しい夜明けへの出陣式です」。「正気を取り戻し、日本や自治体を立て直そう」と訴えた。

山田市は、日本の今を、底に穴が空きドンドン水で浸水(財政赤字)し、日本は沈む。エンジンはさび付いたままで、日本の電器会社全部でも韓国のサムスンに対抗できなくなった。

公務員も多すぎる。国で30万人、地方で300万人。多いから悪いこともする。二重三重行政だからコストもかかる。日本創新党は公務員を30%削減し、日本丸の乗組員の数を減らし、行政コストを下げる。

バラマキ予算に見えるレストランのメニュー競争をやっているときではない。子ども手当は何で配っているのか。37兆円では何も出来ない、借金して配っているのだ。誰が返すのか。

正気を取り戻そう。もっと頭を使おう。皆さんももっと怒らなければダメだ。

杉並区では、924億円あった借金を、あと2年で0に出来る。自分の給料を削ることから始めた。民主党は議員数を80人削減すると言うが、やっていない。このマニフェストは食べられない模造品なのだ。

自分たちの違う処は、「自分の身を削ってからやった」。「やったか、やらなかったか」だ。「ばかげた政治は切っていく」「良識を次の世代に」「選挙目当てを終止しよう」と訴えた。

今までの政治はおかしい。ここで正気に戻って、日本、地方を立て直そうと訴えた。

続いて、民主党の蓮舫候補だ。幟には「SHIWAKE 2010」と書かれている。自分のイメージは「仕分け」しかないと言っているようなモノ。事業仕分けを専売特許伸してはいけない。

まず海江田さんが、マニフェスト項目179のうち94に着手した。50%の実行だが、問題は財源だ。そのために蓮舫さんの仕分けがあると持ち上げた。蓮舫候補は、笑顔でお辞儀する。

そして、蓮舫さんは「皆さんの税金を取り戻させてください」「政治は国民の皆さんの生活を守るためにあるのです」という。昨年の政権交代実現で、税金の使い方を改める。事業仕分けで、使われ方を公開する。実績がないのに、予算ばかりふくれる。

どうやって直して行けるのか。「誰が、いつまで、効果」について事業シートを書かす。5000事業を8月までに公開すると言う。10月から特別会計の事業仕分けが待っている。カネの使い方にムダがないと思われるまでやる。

そして、「見える政治、見る政治」をやっていきたいと結んだ。

蓮舫さんには、事業仕分けの思い入れがありすぎて、仕分けのことしか話していない。一閣僚なのだから、もっと「日本をこうする」位のことは言っても良いはずだが、これでは心許ない。

それに引き替え、創新党の山田さんには説得力があった。事業仕分けも、まず国会、国会議員からやるべきだ。国会議員自ら身を削ることから始めなければ日本を改造することなど出来るはずがない。

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