2010年6月26日土曜日

参院選東京選挙区:有権者のレベルが分かるか


5議席を24人が争う激戦区となった東京選挙区、序盤のヨソウでは民主党の蓮舫候補者が圧倒的にリードしているという。そりゃあそうだろう、あれだけ事業仕分けで目立っては知名度も上がるはずだ。

なかなか自分たちの選んだ国会議員が、日常どんな活動をやっているか分からないが、当然のことながらあの「事業仕分け」という政治ショーは、仕分け人に摂っては、この上ないアピールになった。議員は選挙の時に知名度があがるし、識者はそれなりに箔が付く。

でも事業仕分けだけで圧倒的に有利だなんて、あまりにもミーハー的ではないか。東京選挙区もさることながら、他の候補者のために全国を飛び回るとは、人寄せパンダ的存在だ。
鳩山、小沢体制の時は、苦戦が伝えられていたことを考えると、菅、枝野体制では雲泥の差だ。

24日の新橋の第一声では海江田さんから、マニフェストを実施しようとしても財源の壁に突き当たる。蓮舫候補の事業仕分けに頼るしかないと紹介されていた。ニコニコお辞儀をしていた。

東京選挙区は登録有権者数が約1070万人、投票率50%として、500万票だ。蓮舫候補が大きくリードし一人勝ちでは、選挙民はミーハー的レベルだ。混戦となり競り合う結果であれば有権者のレベルは高い。

一方、事業仕分けは、それなりの効果はあったとしても、仕分け人である国会議員の知名度アップに利用されていたとしたら、メデイアの報道のあり方に問題がある。

これから特別会計での仕分けが待っているというが、民主党は政治ショーとして利用することは控え、メデイアも強調した報道は他の候補者に不利だと言うことを考えるべきだ。

東京選挙区は、有権者の政治的レベルを伺う絶好の選挙区だ。
写真:陣営が使うのぼり「SHIWAKE 2010」 いかにも仕分け人であることを強調している

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