2010年9月4日土曜日

小沢新総理という無理筋をどうして推すのか


「このままではこの国はダメになる」と立ち上がったという小沢さん。小沢新総理という、どう考えても無理筋と思われることを推そうとする民主党。2人の会見を見ると、小沢さんは、まだ政権交代前の理想を掲げ、一方の菅さんは理想から現実へ修正している。

菅さんは「クリーンで開かれた政治」を標榜し、小沢さんの政治手法とは真っ向から対立するが、小沢さんは「政治の仕組みを変え、政治家が最終的には責任」を取る政治主導を訴え、今の政権とは相対する姿勢だ。

何故、政権交代を訴える前に、党内で良く議論しなかったのか。2人の主張の相違点はそれに尽きる。

「政治とカネの問題」や今までの政党交付金の不明瞭な処理というスキャンダルを抱えた小沢さんがどうして出馬しなければならなかったのか。

さらには、参院選での敗北の責任が問題になっているが、鳩山、小沢体制での1年間の政権の総括が出来ていない。

世論に支配され、政権がコロコロ変わる事態には決して賛成ではないが、しかし世論の80%がNOを突きつけている小沢さんが出馬すると言うことは、民意をどう考えているのか。

小沢さんは、今まで政治改革、国会改革など共感出来る政策を提言しているのは確かであるが、その実体は利権誘導の古い体質の政治である。「政治の仕組みを変える」といいながら、権力志向そのものであることに疑問が出る。

今回の代表選での2人の激突回避に向け調整されたと言うが、小沢さん側が人事に関して要求し、それを嫌った菅さん側が拒否したことは誰でも想像が付く。

多数の秘書を抱え、選挙になると肝いりの候補者に秘書をつけ、選挙運動を指南する。メデイアが「作戦は」と問いかけると「企業秘密」と言い返す場面を見るに付け、政治の歪みを垣間見る気がする。多大な資金を必要としているのだろう。

小沢系議員にとっては、小沢さんが復権し人事で優遇されたり、虎の威を借り国会内で威勢を張ることを望んでいるのだろう。
「このままでは国がダメになる」なんて考えている民主党議員が本当にどれぐらいいるのか。

国を救おうとするのであれば、どうしてもっと党内で、さらには国会内で議論しないのか。

政治家を選ぶ基本は「悪さ加減の少ないのは誰か」だ。小沢新総理という無理筋を通せば、更に政治は混乱すると思うのだが。
写真:民主党本部 政権の座にとどまる事ができるかどうか 「このままでは日本がだめになる」と思っている議員が本当にいるのか

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