2012年1月13日金曜日

12日福島県沖地震M5.8, 「緊急地震速報」で身構えたが


緊急地震速報を流すTBSテレビ情報番組
「ひるおび」2012.1.12
画面では何故か、茨城県沖地震となっている。

12日12時20分頃、警報音と同時に、「強い揺れに注意してください」という「緊急地震情報」が流れた。画面では震源は茨城県沖で茨城、栃木、群馬などの地域が表示された(2012.1.12「ひるおび」TBSテレビ)。我が家のテレビ、胡蝶蘭が揺れ身構えて待っていたが、すぐに落ち着き、その後の大きな揺れはなかった。

気象庁の地震情報を見ると震源は福島県沖で深さ20㎞、M5.8だ。福島県いわき市、茨城県日立市で震度4を記録、その後16時45分にも同じ場所で深さが30㎞でM4.4が発生している。緊急地震速報は12月3日以来だという。

TBSは震源を茨城県沖としているが、同じ日の10時40分にも茨城県沖地震M4.8が発生しているので勘違いしたのだろうか。

それにしても、福島県沖、茨城県沖それに宮城県、岩手県、房総沖地震の発生は多い。昨年3月11日の本震である東北地方太平洋沖地震はM9の巨大地震であったために、余震の規模も大きく専門家の間では「アウターライズ地震」の発生が危惧されている。

その発生震源域は、日本海溝を挟んで3.11本震の震源域の反対側の広い地域と、本震で割れの残ったといわれている千葉県東方沖と青森県沖などが考えられている。日本列島から遠く離れているので、強い揺れはないが津波には厳重注意が必要だという。

いつも地震が発生すると思うことだが、気象庁はその地震について震源地北緯〇〇、東経〇〇〇、深さ〇〇km、M〇、そして各地の震度を発表するが、大きな被害でも出ない限り記者会見して説明をしない。

メデイアは地震空白域、次に起こるであろうM8,M9級の震源域などを専門家を交えて報じるので国民は知ることができるが、肝心の気象庁は何らコメントしない。3.11以来、防災教育の必要性を説くが今発生している地震の意義の解説がない。

一方、「地震予知は」というと心もとない状況のようだ。一時予知は可能として各研究機関が予知研究にあたったが、これといった成果はなかったようだ。在日の外国人地震学者は「地震予知などできない」と言い切っている。

大気中のイオン濃度の変化、FM電波の異常、地下水位の変動などの観測実績から、特異で顕著な変化が確認できたので発生する地震の規模、時期などを予知、公表したが発生がないまま予知の信頼を失った例が多い。地震発生後の事後検証では兆候を示していたのだが、予知とまではいかなかったようだ。

最近も北大の研究者がFM電波の異常「地震エコー」が3.11の本震の状況と似ていると警告している。役立つ予知技術であってほしいと思う。
平成24年01月12日12時25分
気象庁発表の地震情報
震源地福島県沖で震源の深さ約20km、M5.8
いわき市など震度4
16時45分には、同じ場所で深さ約30kmでM4.4
の地震が発生している。

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