2012年9月27日木曜日

党首選投票率 民主34%、自民63%は党の勢いの違いか


今回の党首選投票率は民主党34%、自民党63%、この違いは党の勢いの違いなのか。

民主党は逆に棄権率を重視し、66%が民主党離れしていることを意味しているという見方が出た。党員、サポーターの最大の関心事は総裁(総理)選びであるが、その総裁選びを棄権したことになるのだ。候補者選び、候補者討論での内輪事で党員の関心も消え失せたのだろうか。

一方自民党は63%という高投票率で、石破さんが圧倒的支持を受けて1位になったが、2回目の国会議員のみによる投票で安倍候補108票、石破候補89票の僅差で安倍新総裁の再登板となった。

党員たちの意思とは反対の結果になったことで、石破支持者は民意が反映されていないと反発した。

先の民主党代表選ばかりに注目していたので、石破さんが何故高い支持を得たのか新聞を読み返してみた。

顔は受けないが、政策通であることは自他ともに認めることである。全国を回って落選中の元議員の応援に奔走した。党改革にも言及している。国会中継を聞いていてもしごく真っ当な論調だ。訳ありの他候補に比べて無難な候補であったが、如何にせん派閥、長老の覚えが悪い。

全国の党員の支持は受けたが、永田町自民村では反発もあり、もう一歩だったのだ。
安倍新総裁は、この実績を重視せざるを得ない状況だったが、27日10時ごろテレビで「石破氏 幹事長就任」のニュースが流れた。

谷垣総裁に続き、「近いうち解散」を勝ち取って政権奪取が安倍新総裁の当面の目標であるが、3党合意、早期解散にどう対応していくか。安倍新総裁は自民党内では派閥を持たず、寄って立つ地盤は薄弱で、谷垣さんの二の舞になれば政権奪取など覚束ない。

「政治を前に進める」、「決める政治」に向けリーダーシップが試される。

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