2013年12月7日土曜日

安倍総理 こんなことで、どんな「日本を取り戻す」というのか

自民党HPより
安倍総理はどんな日本を
築こうとしているのか
安倍総理! こんなことでどんな「日本を取り戻す」というのか。チョッと政治がおかしくなってきたのではないか。長期間のデフレ、円高、株安に泣かされていたが、安倍総理のインフレターゲット設定、日銀総裁更迭で異次元の金融緩和導入で市場は好感し円安、株高に転換した。

デフレ脱却には賃上げが必須であるとして、企業、財界に賃上げを訴え、それに応える税制優遇策も用意した。また世界で一番企業活動がしやすい環境整備にも取り組んでいる。

でも、日本経済に効果が出てくるのはまだ先だろう。

ところがここに来て、公約にもなかった特定秘密保護法の成立に形振り構わぬ政権運営を強行、更に法制局長官、日銀総裁の人事に介入したかと思ったら報道内容が気にくわないとNHK会長人事にも介入するらしい。

怖い者知らずで総理の立場を良いことに思うがままの人事、政権運営を始めた。過去にそういう政権運営をやった総理がいるか。YESマンばかりを集めた権力構造を作ろうとしているのか。知らず知らずのうちに恐ろしい政権を築こうとしていないか。

私たちは、早く安倍総理に対する過大評価を終わらなければならない。

民間委員からなる各種会議が打ち出す政策の整合性、予算化の効果をしっかり検証しなければ、ただの政策の列挙、予算の無駄遣いに終わってしまう。

円安、株高もアベノミクス効果よりも欧州、アメリカの経済動向で市場がリスク・オン、リスク・オフで「上がった分が次は下がる」を繰り返しているだけではないのか。

安倍内閣支持率が高かった理由に、世論調査では「総理が安倍さんだから」より「政策が良いから」の方が高かった。それが、ここに来て秘密保護法案審議で見せた横暴且つ強行路線は民主主義政治を踏みにじるものと国民の目には映ったはずだ。

「他の内閣よりマシだから」と言う設問もあったはずだが、今回のことでどう評価が変わったか。

安倍自民党政権は化けの皮がはがれ本性をさらけ出したとも言える。過大な評価、期待は止めて冷静に見なければならない。

安倍総理は、どんな「日本を取り戻そう」としているのか。

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