2018年2月14日水曜日

今日の新聞を読んで(133):次もやっぱり総理は疑惑だらけの安倍さんか


何でこうも安倍さんの総理が続こうとしているのか。次もやっぱり疑惑だらけの安倍政権が続く結果を読売新聞の世論調査が示した。自民の次期総裁に安倍さん32%、小泉さん25%、石破さん21%という。自民党支持層だけでは安倍さんが断トツで57%、他は16~17%。反自民層では安倍さんは2%、他は32~33%で安倍さん嫌いだ。

自民党総裁選は国民の人気よりも中央での権力の方が効く。だから次も安倍さんなのだろう。出馬宣言の時期を延ばしているのも自信の表れか。

国会審議やメデイアでこれだけ疑惑を追及、報じられている総理も稀だ。本来なら辞任しているはずだが生き延びているのは自民党内でNO2が見当たらないことと野党のだらしなさだろう。議席数にモノを言わせて国会運営も自民党の言いなりだ。

対立候補(?)とも思われる岸田さんは禅譲に期待、「でるぞ」と吠えている野田さんや河野さんも官邸は票が割れので安倍さんに有利とみて立候補を推奨する。

万年総裁候補で終わらせてはいけない石破さんも派閥人数は20人ギリギリ、他からの推薦者を集めなければならない。派閥嫌いで結成が遅れていた弊害が出て来たのか。弱小派閥に甘んじている。

ところで自民党の派閥はどうなっているのか。額賀派は総裁候補が出ていないので派閥の存続を懸け会長の交代があるらしい。

麻生さんは大宏池会構想を持って派閥拡張に動いている。岸田派との合流もあるらしい。

最大派閥の細田派は安倍総裁を要して権力を手中しているようだが安泰なのか。各派閥がポスト安倍を睨んで動いているのだ。決して安倍さんが評価されている訳ではない。

小泉さんの時は、「私に反対する者は抵抗勢力」「自民党をぶっ壊す」発言はポピュリズムで大いに人気を得た。今まで自民党を牛耳ってきた野中さんなど重鎮は黙ってしまった。カネを集めても国鉄など採算の悪い部門に投資する郵便預金などを廃止するために郵政民営化を推し進め反対する自民党員は離党した。

「自民党をぶっ壊す」と豪語していたがぶっ壊すことはしなかった理由を「自民党は変わった。ぶっ壊す必要は無くなった」と言ったことには驚いた。最初からぶっ壊す事など考えていなかったのだ。

そして、組閣の度に派閥の力を削いでいった。安倍さんも同じ手法を使っている。

安倍さんに近づく人材、ポスト安倍を狙いそうな人材は入閣させ、閑職に追いやったりでその力を削ぐ手段に出た。刃向かうと冷や飯を食わされる恐怖を抱かせたのだ。

でもお友達、都合の良い組閣は問題をはらんでいた。第一次安倍内閣は潰れ、第2次安倍内閣でもお友達内閣は続くが組閣の度に人材不足をさらけ出している。

一方、河野さんや野田さんを入閣させ反安倍にも寛大な姿勢を示したようだが総裁選には立候補すると発言された。

安倍さんの傲慢な政権運営は野党のだらしなさが影響している。

内紛ゴタゴタが絶えなかった民進党は、ポピュリズムで出て来た小池さんに乗っかって分裂騒ぎになり希望、立憲民主そして民進と三つどもえで再編の動きを起こしている。

自民党安倍政権の推し進める憲法改正、安保法制で肝心の所で野党がまちまちな行動をしているのだ。これじゃ参院選も自民党の一人勝ちだ。選挙ではうまく「争点隠し」で勝ち進んでいる。

憲政史上まれに見る森友疑惑での安倍総理夫婦揃っての疑惑事件も自民党の圧倒的多数の議席では国会追求も思うように行かない。参考人、証人喚問は当然と思うが野党の要求に自民党は盾になって安倍総理夫妻を守っている。

「いい加減にしろ 安倍総理」と言いたいところだ。
もう安倍総理には飽きたぞ。



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