政権ができて2か月、あるメデイアの世論調査での支持率は63%と高い支持率で補正予算は成立、臨時国会は表向き平穏に終わった感じだが、背後には相違は言えないようだ。
何しろ日本維新の会の澪がってなゴタゴタ、定数削減が先送りされたことで「くやしさが残る国会だった」と維新の会の代表はいうし、連立を離脱した公明党は「乱暴すぎた」と批判する。
新聞で見ていても政権運営がうまくいかなくなると大阪から吉村知事が東京に駆け付け、党首会談をして調整する。30~40分程度で重要な議案の調整ができるわけがなく、記者会見でも記者の質問は一件だけ受けて立ち去る。
国会への提案はなしとげたが審議には入れない。一丁目一番地という維新の会の「定数削減」も自民内でも反対意見があるし野党は勿論反対だ。
国民が見ても大阪で「身を切る改革」として議員数の削減をやったというが、そのまま国会に持ってくるのは無理じゃないか。「何故1割削減」か、45人削減しても45億円程度の経費削減でしかない。それよりも政党交付金を大幅カットとた方がいいと思うのだが。
おまけに、国会で審議できなくても「自動削減」できるという無謀な提案だ。
国民が企業団体献金の廃止を希望している。企業が献金するということは「何かを求めている」ことなのだ。個人献金だって怪しい内容のものがある。高市さん自体も収監して騒がれている。違法な献金、右翼との関係、歌川良い個人献金だ。
国会で野党議員が献金の話をしたら、高市さんは「そんな話より定数削減を」と質問を遮った理由がわかる。
維新の会が目指す「副首都構想」も怪しい。大阪では2回の調査で否定されたテーマではないのか。東京のシステムを採用しようとしているが、都知事経験者では「そんなに良いものではない」と新聞で言っていたのを覚えている。
維新の会の代表が「くやしさが残る」国会と言っていたが、このままでは連立離脱も可能性がある。入閣までしていないので身軽さもある。
一方、支持率が高いために自民党の関係者も表立って高市批判はしない。しかし高市発言に始まる対中関係のこじれはどう解決して行くのか。
いろんな問題が出てくると経済まで影響する。そうなると高市さんも安泰ではない。どのくらい今の状況が続くか。
高市総理、吉村氏が政権の中枢から降りるときはいつか。そう長くは続かないはずだ。