2025年6月26日木曜日

今日の新聞を読んで:トランプは同盟国へ5%を要求するが米国は3.19%ではないか

 米国は赤字財政改善のために同盟国へ軍事費のGDP比5%の増強を要求する。NATOの首脳会議でもトランプ大統領が参加し、同盟国はトランプの後退を避けるため、5%の増強を認め、事務総長はトランプの参加がこの動きを可能にしたと持ち上げた。

ロシアの脅威を考えると米国への頼りすぎはまずいのだ。今回のイラン、イスラエル戦争でもトランプは米本土からB2爆撃機を飛ばし、イランの主要施設に脅威の爆弾を投下し、停戦の道に導いた。

こういうことも考えれば核拡散防止やロシア、中国の覇権に対応するには軍事費がかかることはわかる。

処で、日本にも5%の軍事費増強を要求される危険もあるのだ。

今は2%で約11兆円だが3%になると18兆円、5%では30兆円になる。現在の財政赤字と同額だ。

日本の現在の借金は1440兆円と言われている。30兆円は借金の2%に当たる。米国はどうか?米国の借金は約5300兆円と言われている。GDPを2500兆円とすると、借金の1.5%に該当する。

やっぱり軍事費は巨額だ。NATO諸国も全部が5%に同意しているわけではない。日本でも石破総理は「軍事費は日本が決めること」という。当然だろう。

日本は沖縄の犠牲のもとで米軍基地を維持している。それを米国はどう評価しているのか。一律に考える内容ではない。

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