2016年8月29日月曜日

民進党よ何処へ:蓮舫vs前原で党はどう変わるのか

民進党よ何処へ、代表選は蓮舫vs前原ということになりそうだが、党をどう変えようとしているのか。メデイアの世論調査の政党支持率は6~8%程度、とてもじゃないが政権交代出来る状態ではなく支持基盤の弱い議員は連合など組織票に頼る。

保守系の前原さんや旧維新の会出身は個人票など支持基盤はしっかりしているだろうが中間派、リベラル派は労組頼りだろう。

蓮舫さんは参院で東京選挙区、160万票を獲得したと言っても東京選挙区はミーハー票が100万票あると言われる。行く行くは衆院に鞍替えと言うが東京でどのくらいの個人票があるのか。

党内指導層の世代交代を狙うと言うが蓮舫さんは48歳、前原さんは54歳、大きな違いはない。

蓮舫さんは、人気度、女性であることを訴えようとしている。安倍総理が女性登用に力を入れているが大臣と党代表では大違い。大臣は官僚の言うとおりにやっていればいいが党代表は誰も助けてくれない。

後は前原さんが言うように経験と実績だ。

蓮舫さんはパフォーマンス一点張りのように思える。民主党政権時、行政刷新相での事業仕分けだったが、結果は財務省の手のひらで踊っていたようなもの、廃止勧告の事業もことごとく政治復活したという。でも国のやっているつまらない事業を国民の関心事にした功績は大きい。

パフォーマンス優先だから調子に乗りすぎて失言も多い。「岡田さんは大好きだが、1年半付き合ってつまらない男」と言ってのけた。この失言はマイナス要因だ。

「蓮舫さんに不思議な負けなし」と言われかねない。党代表としての資質が問われる。

一方、前原さんはどうか。
今までも党代表、重要閣僚を経験し実績も多いが、期待を裏切る失敗も多い。代表の責任を取った永田事件、菅政権の時、自らの政治献金問題で大臣を辞任したことがある。当時菅政権は何時交代するのかと追及されていたときだ。泥船から皆降りようとしていた時期で批判された。

自ら言っているように今まで「好き嫌いで政治をやっていた」が「私も変わった」と中間派に支持を訴えていた。リベラル派にも支持を広げたいのだろう。
党内では保守派と言われ国会審議中に自民党から「うちへ来ないか」と野次られる始末だった。

今、民進党には保守派の他に旧維新の会出身者など個人の支持基盤のしっかりしている議員も多いが、まだまだ連合など組織票に頼らなければならない議員、労組系の議員も多い。

そうなると共産党との共闘路線を継承するかどうかで揉めるだろう。連合会長は共産党を嫌っているし、基本政策が違う党との共闘には問題があると2人共に発言している。

その大きな点は憲法改正だろう。9条をどうするか。国会の憲法審査会の議論に参加と言うが、9条を守るか改正するかで意見は違っている。

前原さんには、「勝ちに不思議な勝ちあり」と論評されないともかぎらない。


今、自民党政権に交代出来る政権は第2保守党政権だ。自民に変わる保守派を集めることが出来るか。

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