2016年8月8日月曜日

安倍第3次「未来チャレンジナ内閣」:言葉の弾みで出て来ただけのキャッチフレーズか

4日の安倍第3次内閣発足にあたり記者会見で安倍総理は、「挑戦、挑戦、挑戦、いわば「未来チャレンジ内閣」」と言ったが言葉の弾みで出て来た「チャレンジ内閣」だったのか。

その後のニュースで「未来チャレンジ内閣」にコメントする記事は見当たらなかった。メデイアにとっては「お友達内閣で何が挑戦できるのか」という事なのだろう。

最優先課題は経済と謳って「未来への責任を果たしていくことが最大の使命」と述べた(讀賣新聞2016.8.4)。

その目玉政策が「働き方改革」で同一労働同一賃金を加えアベノミクスを再加速するという。

先の衆院選では「アベノミクス、この道しかない」と訴え今度は「アベノミクス再加速」だという。成長戦略、骨太の方針の二つのエンジンをフル回転しアベノミクスを加速させていくというのだ。

でも、重要閣僚留任で変わらない閣僚陣容、政策を作成するだろう官僚だってそんなに変わってはいない。経産省vs財務省の力関係、安倍総理の取り巻きのリフレ派学者、誰が政策を立案しているのか分からないが、最後は経済財政諮問会議でお墨付きを与え新しい経済政策になる。

今まで出来なかったことが、どうしてこれから出来るのか。

目玉の働き方改革も担当は一億総活躍社会担当相の兼務だ。更に悪いことに厚労省なども関連し責任が不明確で、利権闘争の温床になる。

そもそも安倍政権はその都度、提案する政策に整合性は出来ているのか。

政策が「上書き」になっておらず、「上塗り」政策であるために元の政策も共存する複雑な内容になっていないか。PDCAの繰り返しで政策の質を向上させる上書きさせるべき所だがそうなっていない。

逆に、安倍総理は否定するが二階幹事長は総裁任期延長の可能性を匂わす。まさか安倍総理による自民党一党独裁の長期政権にチャレンジするというのか。国民は立憲、民主政治を取り戻そうとしているのではないか。

安倍政権の側近連中が繰り出す目くらまし政策に厳しい判断を示すべきだ。


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