元旦、早く起きたのでテレビをつけたら、竹中、藤井、藻谷、萩原、立憲民主の小川さんら著名人が顔を合わせた激論を戦わせていた。司会は田原総一郎さんらしい。画面の右上を見ると「2022元旦激論「ド~ナル日本経済」」と表示されていた。著名な経済評論家が日本経済について意見を戦わせていた。
全部を見たわけではないが、出てくる日本経済再生案は聞き慣れたことばかりだ。一番気になったのは、司会者である田原総一郎さんの限界だ。岸田首相の一日を見ていたら岸田さんが田原さんと会っていた。政治ジャーナリストの田崎さんもそうだが、首相と会談できることは政権の中枢で政治の動きを知ることが出来るのだろぷが、政治評論家として信用されるか。
さらには、参加者が意見を述べているときに大声を出し、テーブルを叩いて「違う!」と発言し意見を途中で止めていた。参加者は黙り「ニヤニヤ」している。年を取った田原さんの限界を感じた。引退したらどうか。
ところでどんな経済政策が出てくるかと思っていたら、あの竹中平蔵さんが持論の「デジタル田園都市構想でインフラへの投資を主張していた。他に「人間への投資」、目標を立て「規制改革」、そして「消費税減税を成長するまでやり通せ」と言うのだ。
今までどの政権でも同じテーマが上がっていたが成果がないのはどうしてか。そこを議論すべきではなかったのか。
「分配」も話題になった。岸田総理の主要政策だから当然だろう。賃金が上がらず、株主配当が増えている。株主資本主義から公益資本主義に、労働者、未来、地方に投資すべきだという。
労働分配率も話題になった。格差拡大と言うが米国に比べれば経営者と労働者の賃金格差は低いと田原さんは言う。非正規労働者が増えていることはコストを考えてのことだと発言する人がいたが田原さんは机を叩き、大声で「違う」と発言を制した。
大平ビジョン、中曽根政権での「ジャパンアズNO1」などを上げて非正規労働者はいなかったという。「アメリカにやられた」と言うのだが、はっきり聞き取れなかった。
GDPが伸びにことと関連し「成長しなければならない」と言う固定観念を払拭すべきだと言う立憲民主の小川さんの意見には賛成だ。成長から持続可能社会を目指せというのだ。
今、SDGs活動が活発になってきた。17目標を掲げ、地域で出来ることから実践して行こうと言うのだ。フットプリントは1.7、今のままでは地球が1.7倍必要なのだ。地球を守るためにも必要な行動だが、成長路線は諦めるしかないのか。
ここ20年、ゼロ成長だから成長もダメなのかと藻谷さんが言う。GDPも改ざんで信用できないのではないか。しっかりしたデータが必要なのだ。
途中で見るのを止めた。司会者の田原さんの限界を感じた。
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2022.1.1掲載
2022年は経済成長を目指せるか:それはプラスか、マイナスか yamotojapan.blogspot.com/2022/01/2022.html
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