気温上昇を2度未満、出来たら1.5度以下に抑える目標めざしCOP26は何やら強引に合意された感じだが、日本も2030年度CO2排出量を13年度比46%減に削減する目標を立てている。
家庭部門が約70%を占めるというが、身近に目を移すと高層マンション、2階建ての一戸住宅も全階層で明々と電気がついている。今冬は電力不足も危惧されているが、一体どういうことか。
私も省エネに努力する必要があり、マンションでは出来るだけ皆が集まる部屋を決めている。子供の勉強も大きなテーブルを使えばいいことだ。14年乗った車の買い替えをしたが、電気自動車にはチョッと手が出なかったがハイブリットにした。年日をどう考えるのか分からないが、ハイオク10km/lからレギュラー22/lになるようだ。
CO2排出で化石燃料が批判されている。そのために今、世界的に原発が見直されている。フランス、英国では新規の炉が建設予定であるし、欧州も同じだ。天然ガスがあるが主な国はロシアと言うことで安全保障上の問題があるらしい。
欧米を初め「原子力回帰」の動きだ。わが国も政権は事業者の経営も考えれば再稼動の動きだ。でも将来は脱原子力だ。
一方で、水素が重要視されている。これでは産油国の未来はないと思ったが、そうではないらしい。産油国は資源枯渇もあり、クリーン水素に取り組んでいるというのだ。朝日新聞(2022.1.30)の「脱炭素時代 産油国の水素戦略」を見て、産油国の取り組みがわった。
化石燃料から水素を製造を製造するがco2NO問題がある。一方自然エネルギーや原子力の電力を使って水を電気分解し水素を作るという。産油国には太陽光、風力など自然エネルギーは十分にある。しかし水をどうするのか。海水を使うとなると設備の材質が問題になる。
一番問題は、何故、電気を使って水素を作らなければならないのか。水素の競争力はあるのか。化石燃料から水素を作ったとき、1kg当たり1.2ドル、日本では2.5ドルと言うし、再生可能エネルギーの電気を使った場合、米では4.1ドル、日本では5.8ドルと言う。いずれにしろ日本は部が悪い。
化石燃料から天然ガス、原子力そして水素と言う時代が来るのか。ここまで進んだ原子力発電だから最終処分も含めて安全性の問題はあるが、頼らなければならないのではないか。自然災害への対応は十分にすべきだ。2度と東電福島第一原発のようなことがあってはいけない。
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